両チームとも前節から9人を入れ替えることになったが、大胆にフォーメーションまで変えた清水に軍配が上がった。清水はこれまでの[4-2-3-1]から[4-1-4-1]に変更。さらに大榎監督は選手個々がマークする相手を確認し、「対面する相手には1対1で負けないように」と指示を出した。だが、その中でも、アンカーに入った村松は一人余らせていた。村松は本来のボール奪取能力を生かしボールホルダーに向かうだけでなく、ロングボールにも積極的に競り、守備陣に余裕を持たせることになった。これで守備が安定した清水は19分に大前のミドルで先制。36分に一瞬のスキを突かれ金園に同点ゴールを許したが、交代出場の澤田が突破力を生かし、77分に清水での初ゴールで逆転。守っても終盤に杉山力がウイルソンとの1対1を止めるなど、攻守において収穫の多い試合になった。
一方仙台のハイライトは、金園らしい反転したシュートで同点に追い付いた場面と、ウイルソンとリャン・ヨンギを投入して終盤のパワープレーに懸けた場面。金園の今季初ゴールはうれしい話題だが、最後にレギュラー組を出場させたものの結果が出ず、痛い敗戦となってしまった。(田中 芳樹)