
試合後、両チームの選手たちの明暗はハッキリ分かれた
束の間の希望。浦和、先制点を奪うも逆転負け
わずかに見えた希望。しかしそれも束の間だった。
可能性が残っているとはいえ、非常に厳しい状況の中、ペトロヴィッチ監督は3日前の横浜FM戦(2○1)から8人ものメンバーを代えた。これまでも前線は日替わりのようなメンバーだったが、ディフェンスラインが代わるのは出場停止を除けば今季初。結果的に公式戦でなかなか見られない組み合わせは機能しなかった。水原三星はボールをゆっくり回していたことに加え、14分に得たCKで全員が自陣に下がっていたことからも引き分けでOKという意思が見えたが、その相手に対してビルドアップすらままならない。西川の好セーブ連発がなければ前半で試合はほぼ決まっていただろう。
後半は阿部、梅崎、ズラタンの3人を一気に投入し、開始の時点で交代枠をすべて使い切る。選手交代に加えて、「シュウちゃん(西川)を助けたい気持ちもあった」(柏木)、「早く1点を取って後ろをラクにしてあげたかった」(高木)という意識の変化もあっただろう。前半とはまるで違うチームのようにボールを回し、圧倒する。そして69分、高木のクロスにズラタンが頭で合わせて待望の先制点。選手たちは試合後、「2点目を取りにいくつもりだった」と口をそろえており、意思の統一はできていた。しかし、得点から5分後の74分、中盤のルーズボールに対して緩みが出るとサイドに展開され、ゴール前で途中出場のコ・チャウォンをフリーにしてしまい、失点。その後、明らかに流れが変わると終盤にもやはり途中出場のカイオにゴールを許した。
5試合を終えて1分4敗。浦和2年ぶりのアジア挑戦は1試合を残してグループステージ敗退という結果に終わった。