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[ACL]柏、韓国王者に快勝。太陽王が首位突破決める

2015/4/24 14:46

武富の2ゴールなどで柏が韓国王者・全北現代に快勝。最終節、柏は全北に勝ち点で並ばれる可能性があるが、直接対決で柏が上回っているため柏の首位通過が決まった



アジアの舞台で“強さ”を証明し続ける柏


 柏がホームで韓国王者を粉砕し、グループEの首位突破を決めた。全北現代の無敗記録はリーグ戦22試合、公式戦26試合という昨年9月から続いていたモノ。対する柏はACLこそ無敗だが、明治安田J1リーグでは1st第6節終了時点ですでに3敗を喫している。しかしACLで無敗をキープする柏は、前半だけで全北から3ゴールを奪った。

「圧力をどう圧力と感じないでピッチに立てるかということに、焦点を置いてトレーニングを行った」。吉田監督は直前の準備をそう振り返る。全北は大柄な選手がそろい、球際の鋭さもJリーグでは経験できないすごみを持つ。しかし精密なボール扱いと連係があれば、相手の圧力も逆手に取ることができる。

 柏のインサイドハーフがボールを持つと、全北はボランチが食い付いてきた。「(プレスが)一個外れれば自分たちの時間を持てる」(茨田)という事前の狙いどおりに、FWやMFが前に出ることで生まれたディフェンスラインとの“隙間”を、柏は自在に生かした。“個”のバトルでも、柏は引けを取らなかった。右ウイングのクリスティアーノはパワーとスピードで相手を粉砕し、左SB輪湖は韓国代表MFハン・ギョウォンとのバトルを攻守で制した。それぞれの対面が前半でピッチから去ったのは、彼らが局面で圧倒していた証明だ。

 とはいえ後半、柏が1点差に迫られたことは反省材料だろう。前線、中盤の“一歩の寄せ”が甘くなったことで、全北は高い位置でボールを持てるようになった。2点はいずれもFWイ・ドングクのスーパーゴールで、組織として崩されたものではない。しかしラインを下げて押し込まれたことが遠因だった。1点差に詰められた柏は5バックに形を変え、最後の猛攻をしのいだ。

「柏と対戦すると、全北ならではのプレーができない」。韓国代表監督も務めた名将チェ・ガンヒは、そう首を傾げる。柏が持ち味を存分に発揮し、パワフルで勢いのあるチームとの好相性を示した戦いだった。

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