前節同様、京都の和田監督は前線に若手を起用。前からの積極的なプレスを継続した。序盤のC大阪は受けに回ったが、京都の高い最終ラインとGKの間にシンプルにボールを入れることで、活路を見いだした。前節・讃岐戦では相手DFを横に広げて縦を突く攻撃を意識的に繰り返したC大阪だが、今節は「相手をスカウティングした中で、『最終ラインが固定できていない。コミュニケーションがあまり良くない』と聞いていたので、なるべく裏へ、裏へと心がけた」(椋原)と、手数をかけずに縦を狙った。
18分、関口のスルーパスに抜け出した楠神が相手GKに倒されてPKを獲得。フォルランが決めてC大阪が先制すると、33分にはフォルランのクロス性のFKが直接ゴールへ。点差を2点に広げて前半を折り返す。C大阪は64分にもフォルランがPKで追加点。試合を決めた。また、これまでのC大阪は勝利した試合でも盤石の試合運びとはいかなかったが、この試合に関しては、攻撃から守備への切り替えも速く、相手にスペースを与えない意識も高かった。京都が退場者を出してからの時間帯で決定機を何度も外したことは課題だが、今季10試合目にして、初めて完勝と呼べる試合を演じることができた。(小田 尚史)