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J1リーグ 第9節
5/2(土) 16:00 @ 味スタ

FC東京
2
0 前半 1
2 後半 0
試合終了
1
川崎F

Preview 試合プレビュー

究極の盾と矛。相反するスタイルの真価を問え

2015/5/1 13:58

■FC東京
持たれても攻められても、その一瞬の時を狙うのみ
 楽しみな一戦である。多摩川クラシコと銘打たれた特別な試合ということだけではなく、ある意味両者の相反するスタイルの真価が試されるという意味でも興味深い。おそらく、いまのFC東京は相手にボールを保持されることに、一番ストレスを感じないチームだろう。日本人は基本、オン・ザ・ボールのサッカーに慣れている。
 一方、FC東京はそうした日本的なチームに対して、守備で焦れず、粘り、耐える戦い方を優先する。サッカーのタイプの好き嫌いや価値観は千差万別。スタイルに正解のない競技だけに、例えわれわれにとって不慣れなサッカーが眼前で繰り広げられても、結果が出ている限りはそれも“アリ”なのだろう。
 攻撃的な思考の川崎Fと守備に重きを置くFC東京。共通して言えるのは、どちらも確固たるスタイルがあるということ。戦術もプレー意識も、チーム全体でブレることはない。では、現在のFC東京が武器とする、共通認識とは何か。守護神の権田が語ってくれた。
「相手にボールを持たれることは大変。サッカーはマイボールであるかぎり、失点の確率は少なくなるから。でもウチには押し込まれても、前には武藤や東のような個があって、それに(太田)宏介の左足という武器もある。そして守備でやるべきことを徹底してやっている。どう守って、どうスペースを埋めるか。全員が毎試合、意志統一ができている。やろうとしているサッカーがハッキリとあることが強みだと思う」(西川 結城)

■川崎フロンターレ
大敗のあとの一戦。やるべきことをやるだけ
「頭の中を切り替えること。それを次の試合で示さなければいけない」。1-4で惨敗した前節・柏戦後、風間監督はこう語った。決してベースにある自分たちの力量が足りなかったわけではない。やるべきことをやらなかったから敗戦につながったという認識である。「自分たち次第だから」と言うのは大久保だ。やるべきことをやれば勝利はつかみ取れる――。今節はその事実を証明しなければいけない。
 惨敗後のタイミングで迎えるのが、FC東京とのダービーマッチとなる。幾多もこのカードを経験してきた中村は、負けが許されない状況や勝てば波に乗れる状況で、この対戦が訪れるというイメージを持っているという。単なる勝ち点3以上の価値をもたらす一戦。そういう認識が彼の中にはある。昨季、開幕から1分2敗と苦しむ川崎Fは、第4節でFC東京と対戦。今回と同じ味スタでの一戦で4-0の勝利を収めて以降、波に乗った。「去年とはまた別なのだけど、そういうときに(FC東京に)当たる。多摩川クラシコで一つ勝てば、チームにとってもすごく大きなことになる」(中村)。
 前節の敗戦により今季2敗目を喫し、3位から5位に後退した川崎F。首位・浦和との勝ち点差は『6』に開いた。短期決戦の2ステージ制において、もう負けは許されないというプレッシャーは間違いなくある。このFC東京戦を皮切りに、広島、G大阪など5月には上位陣との対戦が控える。直接ライバルを倒し、自らタイトルをたぐり寄せたい。プレッシャーとチャンスの間に立つ川崎Fにとって分岐点となり得る今節。リーグ最少失点タイのFC東京の守備陣を打ち砕き、自分たちの力を証明したい。(竹中 玲央奈)

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