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J1リーグ 第9節
5/2(土) 15:00 @ メルスタ

鹿島
0
0 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
甲府

Report マッチレポート

一瞬のスキを突いた甲府。終盤は若鹿の猛攻を耐えしのぐ

2015/5/4 13:56

甲府、6連敗の先にあった静かな喜び
 試合終了のホイッスルが鳴ると、最後は10人になりながら鹿島のパワープレーをはね返し続けた甲府の選手がピッチで仰向けになっていた。6連敗の先に待っていたのは、小躍りしたくなる軽やかな歓喜ではなく、すべてを出し尽くした静かな喜びだった。
 試合は多くの時間帯で、攻める鹿島対守る甲府という構図で推移した。しかし、鹿島の攻撃が機能しない。鹿島は昌子や土居、遠藤といった主力を温存し、J1初先発となる杉本などの若いメンバーがピッチに立ったため、思うようにパスが流れていかない。これには、試合が続くという消極的な理由だけでなく、準備は整ったという積極的な理由で若手を送り出したトニーニョ・セレーゾ監督も落胆の色を隠さない。ロングボールの多い展開に「僕が指導してきたサッカーではない」、「期待していた選手が期待どおりにいかなかった」と肩を落とした。後半開始早々の47分、鹿島のゴールキックを高崎がヘディングで自陣に戻したボールが甲府の阿部拓に渡り、阿部拓がふわりとしたパスを鹿島の最終ラインの背後に落とすと伊東純也が走り込む。その伊東純也がリーグ戦プロ初先発とは思えない落ち着きと思い切りで右足を振り抜くと、ゴール左に突き刺さり、唯一勝利していた1st第2節・名古屋戦以来となる先制点を奪った。「もう1点決めてやると思った」という伊東純也が象徴するように、その後も甲府は意思を統一。リスクマネジメントが疎かな鹿島に対し、前線の選手を入れ替えながら走力を保ち、カウンターで何度もゴールに迫った。そして終盤の鹿島のパワープレーもしのぎ、アウェイに駆け付けてサポーターと一体となった甲府が、待望の連敗脱出となる2勝目を手に入れた。(田中 滋)

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