横浜FM、布陣変更で反撃。元新潟の三門が決勝点
3バック対策として前節の名古屋戦から[3-4-3]を採用している横浜FM。しかし、それを見越した新潟は3バックから4バックに戻してこの一戦に臨んだ。
肩透かしを食らった格好の横浜FMは案の定、序盤から守備が機能せず苦しい展開に。守備の場面では両ウイングバックが下がって5バックになる形のためサイドで数的優位を作られ、11分にはオーバーラップしたコルテースのクロスから最後は指宿に決定的なシュートを許す。枠左に外れて失点は免れたが、新潟が試合を優位に進めているのは明らかだった。
前半のシュートがわずか2本に終わった横浜FMは、後半から従来の[4-2-3-1]にシフト。メンバーチェンジは行わずに富澤と三門がボランチコンビを形成し、中町をトップ下に上げた。
この采配によって“攻める新潟と守る横浜FM”という構図が変化し、互いに攻勢を強めて撃ち合いの様相を呈していく。すると61分、三門が左サイドの中町にボールを渡して前線へ。中町からのリターンパスを受けた三門は右足で冷静にゴールネットを揺らす。新潟から完全移籍して2年目の三門は古巣相手に移籍後初ゴール。昨季は新潟戦に2試合とも出場できず「悔しい思いをした。F・マリノスの三門を見せたい」と誓ったとおりの貴重な先制ゴールが決勝ゴールとなった。
戦前からエリク・モンバエルツ監督は「今後は二つのシステムを併用していく。展開によっては試合途中でシステムを変える可能性もある」と話していた。メンバーチェンジを行わずにシステム変更したのだから前半途中から4バックに戻す一手も考えられた。とはいえ劣勢の前半を無失点で終えたことが勝因なのは間違いない。中澤やファビオを中心とした自慢の耐久力を最大限に生かし、横浜FMは虎の子の1点を守って今季2度目の2連勝を達成した。(藤井 雅彦)