[4-5-1]のシステムで入った讃岐は序盤、いつも以上にサイドからの攻撃を意識し、SBが積極的に攻撃参加。しかし、積極的な攻撃の一方でSBの裏のスペースを使われピンチも招いた。20分、栃木がペナルティーエリア内へシンプルに放り込んだボールをGK清水がパンチングで防ぐ。しかし、そのこぼれ球を序盤からバイタルで駆け引きを続けていた杉本に拾われ、フリーで打たれた。完全に決まったと思われたが、シュートはポストにはばまれ得点ならず。その後も栃木にバイタルエリアを自由に使われると、北野監督は30分過ぎからシステムを[4-4-2]に変更、中央からの攻撃を締めにかかる。この判断が功を奏し、讃岐は前半を何とか無失点で折り返した。
後半に入って讃岐は流れを変えたかったが、パスミスも多く、なかなか好機を作り出せない。そうこうしているうちに、栃木に再び決定機を作られる。81分、途中出場していた廣瀬のミドルシュートがゴールへと飛んで行く。しかし、これも再びポストがはじき、讃岐はピンチを切り抜けた。「ゴールポストにお礼をしたい」(北野監督)。2度の幸運を味方に付けた讃岐が栃木の攻勢をしのぎ切り、試合はタイムアップ。「一言で言えば、ラッキーな試合で勝ち点1を取れたことは本当に良かった」と北野監督。栃木ペースの展開ながら、結果的には讃岐が幸運にも恵まれて守り切った一戦となった。(柏原 敏)