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J2リーグ 第14節
5/17(日) 15:00 @ ヨドコウ

C大阪
1
0 前半 1
1 後半 1
試合終了
2
長崎

Report マッチレポート

ホームで劇的に散った桜。長崎が勝利への執念で上回る

2015/5/18 17:50

C大阪の“スキ”を最後まで狙っていた長崎
 後半ロスタイム。表示された目安の4分が経過しようとした時間帯で、C大阪の猛攻をしのいだ長崎のGK大久保は、ゴールキックに時間をかけた。これが遅延行為とみなされ扇谷健司主審から警告こそ受けたが、ピッチには足をつっている長崎の選手が複数いた以上、賢明な判断に思えた。長崎としては、“敵地での勝ち点1はOK”のスタンスで試合終盤を迎えていた。
 ところが、結果は、そのゴールキックからの流れで梶川がヘディングで決勝点を奪い取り、長崎が勝ち点3まで手中に収めた。試合全体として、長崎の内容は特別良くはなかったが、「C大阪はスキがある」と試合前から高木監督は選手に訴え、選手も最後まで勝利をあきらめなかった。
 長崎にとっては、フォルランの裏さえ警戒しておけば良かった前半とは異なり、玉田や楠神に翻ろうされた後半は守勢に回る時間も増えた。それでも、失点はフォルランの直接FKのみに抑え、流れの中からC大阪の選手がシュートを放つ場面では、ことごとく体を寄せて枠内にシュートを飛ばせなかった。殊勲の決勝点を決めた梶川も、「後ろが体を張ってくれたおかげ」と、自らの得点を語る前に守備陣の献身に触れた。「このクラブ相手に勝てたことがすべて」。高木監督はそう表現し、最後まで戦った選手たちを称えた。
 今節は上位4チームによる直接対決2試合が共に引き分けに終わったため、勝ち点3を重ねた長崎は上位陣との差を詰めることに成功した。大阪まで駆け付けたサポーターにとっては、何よりうれしいお土産になっただろう。J1昇格プレーオフに進出した13年も、長崎は敵地でG大阪を破っている(J2第32節・2○1)。高木監督就任3年目。勝負の今季。ひたむきであきらめない、この日のような戦いを続けていけば、今季終盤には再びJ1昇格を懸けたしびれる試合に挑む権利をつかむ可能性もある。そんな雰囲気を、試合後の長崎は漂わせていた。(小田 尚史)

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