Feature 特集

[ACL]柏、ミッションはアウェイゴールと勝ち点

2015/5/19 9:51

快進撃を続ける柏。この勢いはどこまで続く?



ACL を意識付けられた、“あの試合”以来となるアウェイの水原三星戦


 柏が水原W杯スタジアムに乗り込むのは、13年4月3日の“あの試合”以来である。柏は6-2と勝利を収めたのだが、モフセン・トーキー主審が水原三星に4つのPKを与え、相手がそのうちの3つを失敗するという異例の展開だった。その試合で2ゴールを挙げた工藤は、「あの試合からACLはどんな状況であれ、どんな笛が吹かれようと、しっかりプレーするということを意識付けられた」と当時を振り返った。

 リーグ戦を見ると、柏は3試合連続で無得点という不本意な状況にある。しかし“形”が崩れているわけではなく、何よりACLでの韓国勢との戦いで、柏は十分な成功体験を積んでいる。もちろん吉田監督が就任した今季と昨季までの違いはあるが、敵地での過ごし方、対戦相手の分析といった経験値はチームの強みだろう。加えて全北現代とのホーム戦(3◯2)を見れば分かるように、激しい球際を前面に押し出す韓国のスタイルを、柏はあまり苦にしない。食い付かせて逆を取る技術、連係がチームに備わっているからだ。

 柏のACLに懸ける思いは、チームの日程調整を見れば分かる。前節のJ1・1st第12節・湘南戦(0△0)は、今季のホーム戦5試合目で3度目の平日開催。当然ながら集客への悪影響があり、入場料収入も減る。しかしこの結果、柏は中4日でラウンド16の第1戦に臨むことが可能となり、国内でのリーグ戦後、中2日の水原三星に対してアドバンテージを得た。工藤は「チームがしっかりとした日程を組んでくれたから、非常にやり易さを感じている」と感謝を口にする。

 もちろん韓国屈指の強敵とアウェイで戦う困難さは2年前もいまも変わらない。しかしそれを乗り越えてアウェイゴールを奪い、勝ち点を持ち帰ってくることが、この試合のミッションだ。(大島 和人)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会