6試合連続引き分けの徳島。試合の入りは悪くなかった。長谷川悠を起点にサイドハーフの内田や大崎がスペースを狙う姿勢を見せる。ただ、試合前に「稲本がビルドアップに関わるところにプレスを掛けたい」(小林監督)という指揮官の狙っていたどおりにはいかず、稲本の精度の高いフィードから札幌にリズムを作られてしまう。すると20分にはその稲本のフィードから都倉が落とし、走り込んだ荒野が確実に決める。
この先制点で徳島は動揺したのか、ここからミスが出始める。さらに25分にはここまで攻撃をけん引していた内田がけがで交代を余儀なくされると、その後は防戦一方。後半は、斉藤が投入され、攻撃の形も作れるようになるが、56分のチャンスにも札幌の守護神ク・ソンユンが立ちはだかり、同点ゴールを挙げることができない。
逆にピンチを防いだ札幌は勢いに乗り、65分には内村のクロスを都倉がDFをものともしない豪快なヘディングで決め、リードを広げる。その後、パワープレーに出た徳島は71分、途中出場の佐藤が今季初得点を決めるも、同点のチャンスでは再びGKク・ソンユンが立ちはだかり、そのまま試合終了。徳島は8試合ぶりの敗戦を喫した。
一方の札幌はこれで2連勝。自動昇格圏の2位・金沢との勝ち点差を『3』に縮め、いよいよ上位が見えてきた。(柏原 敏)