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J1リーグ 第14節
5/30(土) 19:00 @ 駅スタ

鳥栖
1
1 前半 0
0 後半 6
試合終了
6
浦和

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浦和は満を持して絶望の地に乗り込む

2015/5/29 14:05

■サガン鳥栖
焦点は修正力。選手全員で共有する「ホームで負けてはいけない」という思い
 J1に昇格して以降、毎年ホームでの浦和戦は鳥栖にとってホーム最終戦というシチュエーションが続いていた。12年は3-1、13年は4-1で大勝。昨季は1-1の引き分けだったが後半ロスタイムの劇的な同点弾で浦和の優勝を阻んだ。ただ、鳥栖にとっても優勝の可能性がついえた一戦だっただけに悔しさは残っている。それでもやはり、浦和にとってベアスタは苦い思い出を刻んできた場であるのは間違いない。
 開幕から無敗を続け、1stステージ制覇へひた走る浦和だが、鳥栖もホームでは昨季から公式戦11試合負けなしを継続中。「ホームでは強いと思う」と高橋が言うように鳥栖の選手たちはホームでの戦いに自信を深めている。また、27日に行われたナビスコカップ第6節・甲府戦(0△0)には主力のほとんどが帯同せず、この浦和戦に向けて照準を合わせている。
 よりアグレッシブに前からプレスを掛けるスタイルへと変貌を遂げつつある鳥栖だが前節・川崎F戦(2●3)でもその部分はしっかり機能しており、「自信を付けてきている」と森下監督も評価している。ただ、川崎F戦の後半は3バックに変えてきた相手に対してプレスが機能しなかった。その点はミーティングでも問題点を共有し、確認し合ったという。浦和も3バックであるだけに修正が生かされるかどうかは大きなポイントになる。浦和戦の場合は可能性は低いが、相手が何かを変えてきた際の森下監督の修正能力や采配にも注目したいところだ。
 浦和の優勝への進撃ばかりに注目が集まるが、鳥栖にとってもこの試合、引き分け以下で1stステージ優勝の可能性が消滅する重要な一戦だ。連敗すれば下のグループに飲み込まれてしまう。そして何より、選手全員が「ホームで負けてはいけない」(高橋)という思いを共有しているだろう。ホームに対する強い思いを武器に浦和の進撃を止めにかかる。必要なのは1st第5節以来のホームでのリーグ戦勝利だ。(杉山 文宣)

■浦和レッズ
「いまの浦和には失敗を繰り返さないだけの賢さが身に付いている」
 歴史を払しょくすることはできるのか。鳥栖がJ1に昇格して以降、リーグ戦のアウェイでの対戦成績は1分2敗。12年、13年は鳥栖に敗れたことで完全に優勝の可能性がついえた。昨季は首位で迎えた一戦で、94分の失点によって勝利を逃し2位に転落。最終的に優勝したG大阪との勝ち点差は『1』であり、結果として鳥栖に勝利していれば優勝できていたかもしれない。鳥栖という地は単に勝てていないばかりでなく、絶望を味わい続けた土地でもある。
 前提として、浦和は「蹴ってくるチームが苦手」(柏木)だ。「そういう相手に対してラインがズルズル下がってセカンドボールを拾えない」(宇賀神)ことで後手に回る、またはオープンな展開になる。まさにそういう試合になったのが第11節の仙台戦(4△4)だった。ただ、わずか3週間前にその経験をしたことはポジティブに捉えることもできる。槙野は「たくさん勉強代を払ってきた」というよく使う表現をしながら、「いまの浦和には失敗を繰り返さないだけの賢さが身に付いている」と自信を覗かせた。
 また、過去のアウェイ・鳥栖戦はいずれも第33節。前述のとおり、優勝の行方が大きく左右される試合で、「時期的な問題があった」(宇賀神)ことも確かだろう。一方で今回はこの試合で何かが決まることはない。比較的、プレッシャーがない状態で戦える。むしろ12戦無敗であり、前節の鹿島戦(2◯1)は苦しい展開でも逆転勝利したことで大きな手ごたえを得た。自信を持って鳥栖に乗り込むことができる。
 鳥栖の特徴の一つである運動量や球際、セカンドボールの戦いは今季の浦和の生命線でもある。そこでチームとして上回ることができれば、自ずと個のクオリティーも際立つはず。ペトロヴィッチ監督がよく言うように、結果はやってみなければ分からない。ただ、試合前の状況、状態が過去とは違うということは、間違いなく言える。(菊地 正典)

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