
攻め込み続けた日本がやっとイタリアゴールを割ったのは52分。エース・大儀見が決めた。駆け寄る管澤と澤
複数得点は奪えずも、壮行試合を2連勝でカナダへ
女子W杯に向けて、最後のテストマッチとなったイタリア戦が5月28日、南長野運動公園総合球技場で行われ、1-0で日本が制した。なでしこジャパンは壮行試合を2連勝し、カナダ入りすることとなる。5月24日のニュージーランド戦から先発選手を4人入れ替えた日本は、左SBに宇津木瑠美を起用、負傷明けの阪口夢穂がボランチに復帰した。約1年ぶりにボランチを組む阪口と澤穂希のコンビは上々で、日本にリズムが生まれる。18分、大儀見優季からパスを受けた大野忍が果敢にゴールに向かってドリブル。左足のシュートは右ポストを叩いた。日本は何度も攻め込むものの、呼吸が合わず、ディフェンスラインから早く飛び出してしまい、前半だけで5回オフサイドを取られて0-0で後半に入る。
対日本を過去7戦全勝のイタリアは、前半は勢いを持ってサイドを中心に攻撃をしかけ、日本はたびたびピンチを招く。しかし後半はイタリアの運動量が落ち、52分には日本が得点を決めた。宇津木のアーリークロスがいったんはクリアされるも、それを澤が拾って宇津木にボールを戻すと、再びアーリークロス。ゴール前で待っていた大儀見は、マークのリナリより先にボールに触り、ゴール左下に流し込む高難度のゴールを決めた。その後、佐々木則夫監督は鮫島彩を左サイドハーフで起用したり、近賀ゆかりのバックアッパーである有吉佐織を投入したりするなど、選手の動きを確認。90分には、有吉のフィードが菅澤優衣香に渡る。菅澤はGKとの1対1からフリーの鮫島に横パスを入れたが、鮫島がシュートを浮かしてしまい、1-0のまま試合終了となった。
この日の観客は、ほぼ満員となる14,453人(収容人数15,000人)。男女を通じて初の代表戦が行われた南長野のファンに対し、佐々木監督は試合後に「前回大会もラクな試合はなかった。今回も皆さんをハラハラドキドキさせるかもしれないが、目指すは2連覇。頑張って参ります」と声高に宣言して会場をあとにした。