4連敗中の新潟は、成岡、加藤を先発させ、連敗ストップを狙う。3バックから4バックへと変更した名古屋のディフェンスラインに序盤から圧力を掛けるが、ラファエル・シルバを頂点とした前線のトライアングルが機能せずに拙攻を続ける。
失点の瞬間は不意に訪れた。CKからゴールを狙いに行った矢先の33分、矢田から永井へとつながれると、トップギアでゴールへ向かう永井に独走を許してゴールネットを揺らされる。先制を許したことで不穏な空気が流れ始めたが、前半終了間際の42分に山崎がCKのこぼれ球を混戦からねじ込んで同点に。気を持ち直して1-1で後半へと向かう。
逆転を試みる新潟は後半開始早々、警告を受けた舞行龍に代えて指宿を投入。4バックへとシフトチェンジし、ゴールを奪いに出る。だが時間の経過とともに攻撃が雑になり、同点のまま試合を終えた。なりふり構わず得点を奪いに行く姿勢は見えたが、逆にチームの形が消えつつあるのが気がかりだ。「ミスや失点を恐れてダイナミックな動きが少なくなっている。来季もJ1でプレーし続けるために戦わなければならない」と柳下監督。チームの状況は変わらない。降格圏の呪縛と戦いながらの苦悩は続く。(藺藤 心)