海外組はハードなメニューで状態を上げる
「乗り切ったという感じ」と吉田麻也が安堵の表情を見せるほど、シーズンを終えたばかりの海外組にとってはハードなトレーニングとなった。
全体合宿に先立ち行われた7日間におよぶ海外組の合宿メニューは、ハートレートを使った心拍数を測るランニングメニューから始まり、細かいドリブルやパスの指導、ゴールを設けた3対3や4対4でのマークの確認など。午前と午後の2部練習でフィジカル的なコンディションを高めながら、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のサッカーに対する姿勢を選手に伝えるという意味で、非常に有意義なモノとなった。ハリル・ジャパン初招集の原口元気は機敏な動きで心身の充実をアピール。シーズン終盤にまったく出場機会がなかった川島永嗣と酒井高徳も意欲的に取り組んでいた。特に川島は二人のGKコーチから集中的に指導され、6対6のミニゲームでは7失点したものの、流れの中の判断を確認した。
3日目から合流した長友佑都と岡崎慎司はハードなランニングメニューをこなしたあと、4日目午後にはハリルホジッチ監督からクライフターンやマルセイユルーレットなど足技を含めた細かいテクニックを直接指導され、長友も「こんなに細かい指導を受けたことはない」と驚きの表情を見せながら監督の情熱を実感している様子だった。5日目からは香川真司と本田圭佑も合流。選手の状態でメニューを分け、精力的な走り込みでコンディションを合わせた。そして、ハードなメニューながらけが人なく7日間を終えたことは大きな成果だ。8日からは国内組が合流。良い状態でイラク戦に臨み、高いパフォーマンスが出せるかに注目したい。(河治 良幸)