アフリカ最終予選では、まずロンドン五輪でなでしこジャパンと対戦した南アフリカを撃破すると、続いてアルジェリアにも勝利。ガーナには0-1で敗れたものの、ベスト4に進むと準決勝でコートジボワールを延長戦の末2-1で制し、女子W杯初出場を決めた。
近年のアフリカ女子サッカー界は、勢力図の変化が激しい。4年前のドイツ大会に出場した赤道ギニア、そしてロンドン五輪に出場した南アフリカは、今大会の予選で消えた。12年のロンドン五輪で初めて世界の檜舞台を踏んだカメルーンは、そのような情勢下でも成長力を持続させることができた。代表選手の約半数がフランス、スウェーデン、スイス、ルーマニア、ロシアなど欧州のクラブに在籍しており、彼女らが多様なサッカーを経験、理解していることが安定した強さの理由だろう。
注目すべき選手は、3トップの一角に入るエンガナムット。金色に染めた髪を逆立てたスーパーサイヤ人のような見た目が際立つ彼女は、グループステージ第1戦のエクアドル戦(6○0)でPK1本を含むハットトリックを達成し、自らのバースデーを祝福した。現在スウェーデンリーグでプレーする彼女は、スピードと、マークを外す動き出しが特徴。アフリカ最終予選3得点はチーム最多で、過去に所属したセルビアリーグでは、キックオフ直後にセンターサークル内から超ロングシュートを叩き込むパワーを披露したこともある。