ここ8年間で1分5敗の5連敗中。浦和にとってアウェイ・神戸戦は“鬼門”となっている。通算成績でいえばアウェイでも勝ち越しているが、アウェイの神戸戦で最後に勝利したのは07年。特別指定選手時代も含めれば浦和在籍7年目になる宇賀神も「僕がレッズに来てから1回も勝っていない」状況であり、浦和の選手としてアウェイの神戸戦で勝利を知っているのは平川、鈴木、阿部の3人しかいない(大谷は出場機会なし)。
もちろん、その時代や試合において敗戦の理由は異なるだろう。ただ、神戸がJ2だった13年を除いてミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制になってからアウェイでは2回しか対戦がないとはいえ、現在のチームの敗戦の理由はやはりミスとカウンター。森脇は「自分もボールを取られたり、つまらないミスが多い」と話したが、特に昨季は先制しながらも自陣での二つのミスで逆転を許し、前掛かりになった終盤にカウンターからダメ押しゴールを許した。森脇は加えて「レッズが負けるときの特徴はミス絡み。そういうところから失点していることが多々ある」と指摘した。それは裏を返せば、「ミスをできるだけなくせば勝利に近付く」(森脇)ということ。今季も4つの引き分けのうち2試合はミスから失点している一方、ミスが少なく安定した戦いができているからこそ無敗という成績を残せている。
いわばアウェイ・神戸戦は1stステージ優勝に向けた最後の“関門”。今季の浦和は違うこと、そして頂点に立つということ。それを証明するにふさわしい場所だ。(菊地 正典)