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藤春廣輝がオーバーエイジ枠に内定したため、SBに与えられる枠は残り二つが濃厚。ただ、離脱者が相次いだため、CBと並んで不確定要素が大きい。負傷から復帰した松原健と室屋成が今回メンバー入りを果たしたが、リオ五輪アジア最終予選以降、特に室屋は、ほぼ実戦をこなせていない。この一戦では試合勘の回復具合を見極めることが、最大のポイントになるだろう。
一方、今回DF登録で注目を集めたのが橋本拳人だ。本職はボランチだが、SBでもプレー可能でボランチより後ろであれば、すべてのポジションをこなせるマルチプレーヤーでもある。少数精鋭の18名で挑むリオ五輪において、多くのポジションをカバーできる選手は貴重な存在。「今回はDF登録だが、彼の能力であればどこでもできる。それはガーナ戦(MS&ADカップ・3◯0)で見ることができていたが、トゥーロン(国際大会)には連れて行けなかったので、もう1回トライさせてみたい」と指揮官も評価しており、活躍次第ではSBの序列を一気に変える可能性を持つ。橋本がこの試合でポリバレント性を発揮できれば、手倉森監督の最終決断に大きな影響を与えることになるだろう。また、オーバーエイジ枠の塩谷司が右SBでプレーできることも、SBの選考に影響を与えそうだ。