江尻篤彦監督
「先にああいう形で先手を取れると、楽なゲーム、展開になりますね。今日はスタイルを変えながらやったというのもありました。必ず勝ち点3をあげなければいけないという、今日のゲームの状況だったので、理想とは違ったかもしれませんが、スタイルを変えながら戦った結果が良い方向に転んだかなと。失点が0に抑えられたことは、今の我々にとってはすごくよかったこと。それはリスタート(の守備)を含めてです。久しぶりに試合に出た選手が良い働きをしてくれたかなと。まあ、皆さんがいう、コレがチーム力なのかもしれませんけど、まだまだ課題があります。次の甲府戦に向けて、それをしっかり修正して、中断前のラストのゲームを思いっきり戦いたいと思います」
――中盤の並びかたを変えたことによる効果は?
「相手の嫌がるスペースに出ていくシーンを前半は何回か出せました。それは今までなかったというか、良いときには出ていたんですけど、ここ最近は見られなかった相手の嫌なところに出て行くランニングだったのかなと思っています」
――そのランニングのところでの、米倉選手の評価は?
「それが90分続いてくれたら良かったかなと(笑)。見ていて、60分くらいで(息が)上がっていたので、彼はもう一つランクを上げるためにも、90分間戦えるようにならないと。昔ジェフにいた、今FC東京にいる羽生のような、高校も同じ八千代ですから、羽生選手のようなプレーが出来たら、もっと上を狙えるんじゃないかと思います」
――後半途中で米倉と倉田の位置を変えたことはどんな意図が?
「受け手の選手が多くなってしまったっていうのと、ボールをあの時間帯は愛媛さんに支配される時間帯で、奪ったときに受け手になる選手がなくなってしまったと。巻も消えている時間帯だったので、そういう選択肢もあるかなと、そういう感じですね」
「あと先週の水戸戦で、戦う気持ちのない、ふがいないゲームをしてしまったことを反省して、今日は選手がホームでサポーターの皆さんの声に応えようとしてくれました。これが前半の立ち上がり、ギアを入れて戦えたことに繋がったと思います。水戸戦では2000人のお客さんが来てくれた。そのアウエーの地でしっかり戦えなかったことを受けて、今日は選手がしっかりプライドを持って戦ってくれた。やっぱり、毎試合このような試合が出来るようにトレーニングしていかないといけないと思っています。サポーターにはすごく感謝しています」
巻誠一郎
「個人的には難しい試合でした。水戸戦でなかなか良い試合が出来なくて、見ていてもふがいない試合でした。そういうゲームのあとっていうことで(難しかった)。それでも多くのサポーターの方が足を運んでくれました。自分も久々に出るゲームということで、そういう部分でも難しい部分がありました。
ある程度長い間、監督とは一緒にやっていますし、要求されていることは分かっているつもりです。今日はチームを救いたいという一心でプレーしました。それがサポーターの皆さんを満足させる試合だと思ってやっていました」
倉田秋
――得点の場面は?
「最初やから、思いっきりシュートで終わろという意識で。それが結果的に入って良かったです」
――キーパーがファンブルしたが?
「まあ、ゴールはゴールなので。ラッキーでした」
「早い段階で点が入ってみんなも焦りがなくなって、自分達がやろうとしているサッカーが出来たかなと。今日は前と違って、戦う姿勢をみんなが出せた。それが勝因やったと思います。前の水戸戦で皆さんに悪い試合を見せてしまったので、ホームですし見てくれる人に対して喜んでもらえるサッカーをしようと。今日はそれが3−0の結果に出せたんじゃないかと思います。
ヨネ(米倉)が入って、色々動いたり、良い動きだしをしてくれて、やりやすかったですね」
青木良太
「水戸戦ではロングボールを蹴られてどんどんラインが下がり、セカンドボールが拾えない悪循環が続いていた。今週、そこの反省は練習からやっていた。今日は前の選手もボールへプレッシャーにいっていたから、こちらとしてはラインも上げやすかったかなと。
愛媛もうちと同じように、ボールを動かすサッカーをしたいのかなと感じた。それでお互いプレッシャーをかけあって、中盤で時間を作ることはなかなかできなかった。だけどウチが前からチェイシングしたときに、後ろから声をかけたりしてそれでセカンドボールを拾えた。それが、今日の結果になった意味で大きなウエイトを占めていたんじゃないかなと思います。
最近数試合はセットプレーでやられる試合が多かった。ヴェルディ戦もセットプレーじゃなかったけど、すごいシュートだったし。でもそういうところにも、原因は何かしらがあって問題が起こっているもの。その意味で今日はディフェンスとして0に抑えられたことは良かったことですね。
向こうもだいぶ前から来ていましたからね。前からハメていこうとやっていたし。でもうちも巻さんのところで競り勝って、みんながセカンドボールを拾えていた。点が入ったのも、そういうところから流れを作っていたからだと思います。
サポーターもいっぱい来てくれたのに、水戸戦でああいう試合をしてしまっていたので、信頼を取り戻すじゃないけど、能書きどうこうじゃなく、スピリット、メンタルの分を出していこうと今週はやってきた。そのことは毎試合思っているんですけど、なかなか出ないときもあって。今日はみんな前半からいけたのかなというのはありました」
――甲府戦に向けて?
「相手が[4-3-3]。マッチアップすると思うので、1対1で負けないこと。真ん中にハーフナーマイクがいるので、そこのセカンドボールをどれだけ拾えるのかというところ。ウチも巻さんがいるし、両方ともボールを動かすサッカー。細かいところとか、今日みたいにセカンドボール、ラインの上げ下げ、当たり前のことをやれば結果はついてくる。ハーフナーマイク対策はやると思います。あんなデカイヤツみたことないですからね。Jリーグでも」
米倉恒貴
「前回、スタメンだったときは準備がしきれず、良いパフォーマンスもできなかった。そのことで、今日は不安もありました。そんなことは言っていられないことだけど、確かに試合からも遠ざかっていたので。最近はSBをやったり、中盤をやったりしていた。常に与えられたポジションで頑張りたいとは思っていたけど、やっぱり真ん中のポジションをやりたいなとは思っていました。
今日は出来る限り最後までやりきりたかったのですが…。飛び出していくことをやっていた。2点目のシーンもその形で、さらに(和田)拓三さんからすごく良いボールが来て、それは感謝したいと思います。もともと中盤ではボールを受けて、リズムを掴みたいタイプなので、そういった意味では、あのポジションならボールも受けられるし、裏にも飛び出せるし。やっていて楽しいです。
後半は左サイドになったんで、やり方も変わったのはあったけど、今日は前から良いディフェンスが出来ていたかなと」
――会見で、監督は羽生を目指せと言っていたが?
「それは言われたことがありません。高校のときも常に羽生さんのようになれと言われて来て、中学のときもそのすごさを知っているので」
太田圭輔
「守備から入ればリズムが出来る。今日は巻さんが最初に行って、そのあと自分がSBにバッとプレスに行く。それがうまくハマっていて。セカンドボールも拾えて相手も押し込めた。立ち上がりも良くて。前からのプレスでボールが取れると、速攻が出来たり良い流れになる。そういう形は何回か出来たかなと。得点も3点取れて、リズムを掴めました。
巻さんが入って、クロスボールが武器になると思っていたので、クロスはどんどん上げていこうとしていました。中に巻さん一枚であっても、しっかりと狙って上げていこうとしました。
練習試合から巻さんとはずっと一緒にやっていて、「やりやすいなぁ」とお互いに話をしていました。練習試合ではもっともっと良いコンビは出来ていたんですけど。まだまだかなと思います。やっぱり、ヘディングで飛び込んでくれる選手がいると(クロスを)上げやすいですね。
後半は相手の両SBもすごく上がって来ていたので、少し守備の時間も増えました。今回は周りと話して、SBには自分がつくというのをやりました。それで位置は下がってしまったんですけど、チームとして0で抑えることをやりました。自分としてはもう少し高い位置ではやりたかったんですけど。ただ前半の最初から相手のSBも上がってきたので、そこはやり合いになるなと思っていました。
チームが勝つことが一番なので、早くゴールも取りたかったです。それが出来て良かったです。監督から要求されていることもわかっていました。今までは中、中に行く選手だったことが多かったんですけど、自分はやっぱり外からの選手なので。自分が出るときは監督もそれを要求しているのかなと。自分のストロングポイントをたくさん出せるようにやっていました。
守備のプレッシンングも良く連動していた。それはずっと意識していたし、あとはもっともっとサイドチェンジ出来れば。サイドチェンジからのクロスを行かせればチャンスは広がっていた。それはこれからも出せるようにしたいですね。
甲府戦は非常に大事なゲーム。これで勝ち点で追いつく。取りこぼしは許されない。絶対に勝てるように準備したいです。甲府には19歳の時にいました。まあ、みんな覚えているかどうかわからないけど、久々の小瀬なので個人的には楽しみです」
青野慎也コーチ
「前節の甲府さんとのゲームを引きずって、前半の入りが悪かったです。それが全てかなと思います。千葉さんが前からプレスをかけてきたので、ちょっと萎縮してしまって、ボールを繋げない、球際でも勝てない…。全てにおいて完敗だったかなという印象を受けました。後半は、千葉さんもちょっと運動量が落ちてきて、前からのプレスも激しくなくなってきて、うちのやりたいことが少しは出来たと思うんですけど、全てうまくいかずに、得点も奪えずに…。今日はあまり言うことがありません」
――後半に田森選手、ジョジマール選手を入れた意図は?
「前半、ああいう形、0−3で折り返してしまったので、何かを変えないとという。あの2人(内田、赤井)のパフォーマンスについては不満はないんですけど、何かを変えないと点は取れないということで、それが選手交代だったりシステム変更だった。あとはジョジマールのシュート、田森のビルドアップ能力を出そうと思って投入した」
――ダブルボランチにした狙いは?
米倉選手が運動量多くて、うちの渡邊が引っ張られてCBの前が空いてしまった。それに対して、うちの中盤4枚で相手の中盤3枚を見る形に修正をしました。米倉選手への対策もあります」
――3失点は最多失点。その失点シーンについて
「最初の失点は、フワフワとした形で試合に入ってしまって、ああいう形でセカンドボールへの対応が遅くなってしまいました。今日は3失点しましたが、うちとしてはいつもの形で試合に臨んでいました。それを上回る千葉さんの出来だったと思います。それを修正出来なかった僕の問題も大きいです」
ジョジマール
「アンカーのとなりにスペースがあったので、そこに入るようにした。前半で3点取られて試合が難しくなった。自分が入ってからもチャンスはあったけど、点を決めれないとダメ。次は最初から出られるようにしっかり練習したい」
金守智哉
「前半で3−0というスコアは順当な結果だったし、相手にやりたいことをまんまとやられた。前半がこの試合のすべてだった。もっとシンプルに裏のスペースを突ければよかったが、アウェイということもありそれができなかった。向こうは前半で3点リードしているというのもあって、後半はある程度うちが押し込めるとは思っていた。もっとえぐってクロスを上げるとか、強引にエリア内に飛び込んで行くようなプレーがあれば何か起こっていたかもしれない。前の甲府戦の後半でボールを回せていたので、そのイメージのまま入ってしまったが、千葉はやはり格上というのもあり、正面からぶつかっていけば太刀打ちできなかった。 90分間でゲームを考えないといけない」
渡邊一仁
「立ち上がりの失点が試合に影響がないと言えばウソになる。あれでゲームプランが狂ってしまった。向こうも前に来てる分、シンプルに裏を通せば前に来れなかったと思う。しかしそれができなかった。試合の入りも浮ついた感じがあったし、後ろと前、中盤でも意識の違いが出ていてギクシャクしていた。前半の失点がすべてだった。個人的には米倉との駆け引きにやられた感はある。僕は2、3人の選手を見なくちゃいけなかったけど、そこから(米倉から)何でもできるような状況になっていてプレスを限定することができなかった」
――次節に向けて
「ブレずにやるだけ。どこがダメなのかはこれから映像を見てみないとわからないけど、これからもしっかりハードワークしてやっていきたい」
山本浩正
「(全体的に)そんな悪い感じはなかったけど、こういう結果になる時もあるということ」