小野と稲本、“黄金世代”が豪州で遭遇
2014.3.19(水)/19:30 KICK OFF/パラマッタスタジアム
ウェスタン・シドニー(豪州)-川崎F(日本)
1勝1敗同士。グループステージ突破への重要な一戦「勝つことが大事。その相手は豪州のチームでもどこでもいい」。14シーズンが始まって以降、小林は好調を保っている。
しかしチームはACL初戦の勝利以降、勝てていない。そんな中、歯がゆさを抑え切れずに彼はこう口にした。悪い流れの中にあるチームにとって、どんな形であれ「勝つことが一番の薬」(小林)になる。「勝ちに結び付けないと、チームは進まない」。中村も、J1第3節・大宮戦(3●4)の後にこう話していた。
19日に迎えるウェスタン・シドニー戦で、不調にあえぐチームに良薬を注入したい。両者ともにACLの2試合を消化して1勝1敗。唯一の2連勝を果たした蔚山現代が頭一つ抜けている状況の中、現時点で2位争いを繰り広げるグループHの最大のライバルと言っても過言ではない相手との対戦でもある。
そして今回のアウェイを乗り越えれば、ACLグループステージの残り3試合のうち2つをホームで戦うことができる。ここで勝ち点3を獲得できれば、その後の展望も開けてくる。
試合では、やはり相手チームの“核”となっている小野伸二を抑えることができるか。ここがポイントだ。中盤で彼を自由にさせることはすなわち、失点への直結を意味すると言って過言ではない。
守備力に長ける川崎Fのボランチが小野を抑え込みたいところだが、そこで見過ごせない存在となるのが稲本である。出場の可能性は五分五分だが、昨季のチームを支えた山本とのコンビは、前線の大久保も「すごくやりやすい」と全幅の信頼を寄せている。
稲本が同級生の戦友と敵味方としてピッチで交わる姿は、いちサッカーファンとしても興味深い。また彼が小野を封じて勝利に導くことは、チームの復活だけでなく、中盤のポジション争いのさらなる活性化にもつながるだろう。その点でも、この試合に懸かるモノは非常に大きいと言える。(竹中玲央奈)
必勝のホーム戦。1対1を制し、ソウルを破れ
2014.3.19(水)/19:00 KICK OFF/広島広域公園陸上競技場
広島(日本)-FCソウル(韓国)
勝ち点3を奪わなければならない決戦だ。アウェイでセントラルコーストに敗れた後、塩谷は「これじゃあ去年と一緒」と失望したが、FCソウルから勝ち点3を奪えばまだ突破の可能性は開けてくる。
豪州への長距離遠征の負担は少なくなく、15日の宿敵・浦和戦の敗北は精神的にもきつい。公式戦を連敗中の広島は決して良好と言えない状態だが、「コンディションのことは分かっていたこと。(浦和戦を)100%でやって結果を出せなかったけど、またすぐ試合がある。そこで気持ちを見せるしかない」と石原が話すとおりだろう。
浦和戦で千葉が足首を負傷して不動の3バックを形成することはできなくなった。この試練は厳しいが、「勝たないと先が見えてこない」(佐藤)一戦でエクスキューズは必要ない。
迎えるソウルは今季、Kリーグで2試合を終えて無得点、勝ち点1にとどまっている。昨季のチームをけん引した外国籍選手を失ってスタートしたチームは得点力に問題を抱えている。
しかし、ACLでは着実に勝ち点を積み上げており、昨季のACLでファイナルまで勝ち上がったソウルは、決勝であの広州恒大に2試合とも敗れずアウェイゴール差の勝負にまで持ち込んだしぶとさがある。守備陣は昨季とメンバーは変わらず、高く強いソウルの守備を広島が打ち破れるかがポイントになりそうだ。
もっとも、まずは局面の球際のバトルに競り勝たなければ何も始まらない。ソウルも3バックのため各局面でマッチアップが明確になる。「1対1に勝つことができないと試合に勝つことはできない」と語った青山の言葉がソウル戦のすべてだろう。「きれいに勝とうなんて思わないほうがいい」。森保監督は決戦へ向けて口を結んだ。(寺田弘幸)