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J1リーグ 第22節
8/30(土) 19:00 @ パロ瑞穂

名古屋
1
1 前半 1
0 後半 0
試合終了
1
川崎F

Column 試合後コラム

FW 32 川又 堅碁 ストライカーの意地。瑞穂からのスタート

2014/9/1 15:13

 安堵の笑みはあっても、満足の笑みはない。「ダメでしょ」。それが川又の、自己採点だった。

 29分、中央への折り返しに反応した川又は、相手ともつれながらネットを揺らす。名古屋移籍後初ゴールは、チームの苦境を救う貴重な同点ゴールだった。

「相当ゴールに飢えている」。そう言って名古屋に加入した男にとって、公式戦4カ月ぶりの得点である。さらに言えば、川又は8月28日の紅白戦でケネディが負傷するまでは、MFで出場するはずだった。2トップの玉田とプレーしたのもわずか5分ほど。“ぶっつけ本番”での一発回答に、西野監督も「名古屋に来て初めてのセンターFWでいきなり得点したというのは、さすがストライカーだなと」と称賛を惜しまなかった。

 それでも満足の笑みはない。「勝ちたくてしょうがなかった」、「最後に足をつっているようじゃ全然ダメ」。点を取って、チームを勝たせるのが使命。自身の存在意義をそう捉えているから「ミスも多かったし、ボールも足につかなかった。それをゴールで帳消しにしたぐらい」と、自己評価はどこまでも厳しい。

 ただ一つ、安堵の笑みはあった。

「俺の初ゴールはここ。それに新潟で試合に出られていなかったときの悔しさとか、試合前にいろいろな気持ちが湧いて。それを見せ付けたかったし、瑞穂(陸上競技場)ではゴールでスタートしたかった」

 満足できる90分でもなかった。ただ、水物と呼ばれるゴールを生んだのは紛れもなくFWとしての気迫。「まずはゴールを決めて認めてもらわないといけなかった」。ゴールに生きる彼のそんな姿勢は、瑞穂陸に集まった誰もが目撃している。(村本 裕太)

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