第93回高校サッカー選手権大会 準々決勝
流経大柏 3 - 0 立正大淞南
3発、2試合連続完封。調子を上げていく流経大柏
スペシャリストのキックが立正大淞南ゴールへ襲いかかった。25分、ゴール正面でのFK。キッカーは「(FKは)ほぼ100%枠にいく自信がある」と語るFC東京内定のMF小川諒也。鋭く曲がって落ちるボールが立正大淞南GK妻鹿寛史を襲うと、こぼれたボールにFW渋谷峻二郎が抜け目なく詰めて、1-0とリードを奪う。
さらに31分、その鮮烈な弾道のイメージが残ってしまっていたのだろう。ゴール右の位置で得たFKを小川が蹴ろうとした際、「小川くんに集中し過ぎてしまっていた」(南健司監督)立正大淞南守備陣を出し抜くように、小川からスペースへとグラウンダーのパスが通る。受けたMF久保和己のクロスにDF山田健人が合わせて、2-0。「こういう大会で勝ち抜くのはセットプレーで点が取れるチーム」(小川)。したたかに決めた2ゴールで、流経大柏の優位は決定的なモノになった。
後半に入っても立正大淞南は試合を捨てずに勇戦したが、59分には久保の突破を阻んだDF山本弥彦が退場。直後のPKこそ防いだものの、61分にGKのミスから失点して万事休す。
「今日はみんなよく走ってくれた」と辛口の指揮官も大いに称賛する戦いぶりを見せた流経大柏が、4年ぶりとなる4強進出を決めた。(川端 暁彦)