
試合後の香川と岡崎。ともに奮闘したが、軍配は香川のドルトムントに上がった
MF 香川 真司 6/10pt
ドルトムント/ドイツ
FW 岡崎 慎司 5/10pt
マインツ/ドイツ
ドルトムント4-2マインツ
前回対戦時は『シンジ対決』としてドイツ国内で話題を呼んだドルトムント対マインツだが、今回はそれほど大きな話題にはならなかった。
試合開始前の段階でドルトムントは16位、マインツも13位。両チームともに残留争いを意識しなければならず、それどころではない状況に陥っているからかもしれない。
ここ最近は結果を残せていない“二人のシンジ”は、この日もシュートが空砲に終わった。前節6試合ぶりに勝利したドルトムントは負傷のフンメルスを除いてメンバー編成に手を入れず、香川真司もトップ下で先発出場を果たした。
先制された直後には、香川がポストを叩いたロイスのシュートのこぼれを拾い左足でシュートを放つもこれはGKの正面。43分にはFKからのこぼれ球に反応したが、ダイレクトで放ったシュートは惜しくも枠を逸れた。前半のドルトムントはロイスとカンプルが中央に入ってきてしまうため中央に人が集まり、香川もブロックの外でボールを受けるだけに終わった。とはいえシュートを3本放っており、ボールを奪ってからの素早い判断で攻撃を加速させた。
結果こそ出なかったものの、ポジション確保に向けて及第点の出来だったと言える。チームの調子は確実に上向いているだけに、香川自身もその波に乗っていきたいところだ。
一方の岡崎慎司はこれで6試合ゴールなし。開始早々にはGKとの間でバウンドしたボールに反応し、これが最終的にソトの先制点につながった。さらにリードを奪われた直後には岡崎がドリブルでソクラテスを引き出し、相手最終ラインが崩れたスキを突いてマリが同点弾を叩き込んだ。得点に絡まなかったわけではない。しかし、岡崎自身はシュート0本。何よりチームがここ13試合で1勝しかできていない。
あまりに早く先制したことでマインツの重心が下がってしまったことは否めない。マインツのボールを奪う位置は低くなり、岡崎がボールを収めようにもドルトムントのつぶしが速かった。相手を背負って計6度の被ファウルを記録した岡崎だが、なかなかチーム全体として押し上げることができなかった。相変わらず守備面での貢献度は高く、1トップの岡崎が前線でパスコースを限定したこともありドルトムントはミスを連発しビルドアップに苦しんだ。だが、マインツは結局セットプレーから同点に追い付かれてしまい、その献身は報われなかった。(山口 裕平)