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[なでしこ]アルガルベカップ開幕! 女子ランキング上位勢がそろう

2015/3/3 9:56

昨年のアルガルベカップ。日本はグループリーグを首位で勝ち進み、順位決定戦の決勝でドイツと対戦、0-3で敗れた。写真は決勝での大儀見優季



躍進するドイツ、フランス。そして、足踏みする米国、日本、スウェーデン

 1994年から毎年開催され、日本も11年から参加するアルガルベカップは、今年、グレードアップした。FIFA女子ランク3位のフランス、同8位のブラジルが出場することになり、ランク上位5か国(1位ドイツ、2位米国、4位日本、5位スウェーデン)すべてが顔をそろえ、かつベスト10のうち6カ国が出場するという“ミニW杯”となった。

 3カ月ごとに更新されるFIFA女子ランキングは、14年12月、上位勢に変動があった。08年3月から1位を守ってきた米国が6年9カ月ぶりに2位に転落。代わってドイツがトップに返り咲いた。また日本は、11年の女子W杯優勝で上り詰めた3位の座をフランスに明け渡した。フランスは現在、同国史上最高位。さらに、ブラジルは09年3月の2位をピークに下り坂を迎え、14年の1年間でランクを4つ落とし8位に低迷している。上位勢の変動は、各国の近年の実情を素直に表している。すなわち、12年ロンドン五輪以降、ドイツとフランスは実力を伸ばし、米国、日本、スウェーデン、ブラジルは停滞気味ということだ。

 アルガルベカップ、そして6〜7月にカナダで行われる女子W杯も、ドイツ、フランスが優勝争いの中心に存在する。両国ともに、個々のフィットネスとテクニックを組織の中で生かすサッカーを練り上げてきた。“第2集団”に位置する米国はコンビネーションや駆け引きの面で詰めが甘く、組織サッカーが得意な日本は、近年、対戦相手の組織化された守備に苦しむ場面が増えた。

 特に米国は、今大会の出来がW杯本番にも影響しそうだ。米国は昨年の同大会でグループ最下位(0勝1分2敗)に沈み、セルマーニ監督(元広島コーチ、前豪州女子代表監督)が更迭された。U-20女子代表監督から昇格したエリス監督体制になってからも、攻撃はワンパターンに陥りがちで苦戦も多い。米国はW杯本大会で豪州、スウェーデン、ナイジェリアと同組に入った。W杯でグループ1位抜けが叶わなかった場合、準々決勝で日本と対戦する可能性もある。(江橋 よしのり)

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