町田が押し込むものの、最後まで得点を奪えず
昨季のJ3は2位・長野が3位・町田を勝ち点差にして『1』上回り、J2・J3入れ替え戦に出場している。金沢がJ2に昇格した今季は、両者の“一騎打ち”的な要素がより強まった。
長野は満身創痍のチームコンディション、芝の状態を考慮し、ロングボールを軸に試合を組み立ててきた。対する町田は両CBが“一撃目”をしっかりはね返し、セカンドボールの確保でも優勢に立つ。長野の美濃部監督が「点の取れるような要素がほとんどなかった」と嘆く90分だった。
町田は攻守の前に出る勢いこそ弱められたが、リ・ハンジェは「セカンドボールも拾えていたし、バランスは悪くなかった。押し込まれる形にならなかった」と収穫を口にする。相手の勢いに呑み込まれた昨季のJ3第23節(0●2)との違いは示したと言えよう。
町田は1分に星野が放ったミドルシュートを皮切りに、40分には遠藤のシュートがバーをかすめるなど、長野ゴールに迫り続けた。93分にはリ・ハンジェがエリア内の密集にパスを当て、鈴木孝がこぼれ球を押し込む場面もあった。しかし、このラストチャンスはオフサイドとなり、ノーゴールの判定。押しつつも最後まで得点を奪えなかった町田が、「長野に勝ち点1を持っていかれた」(土岐田)という優勝候補対決だった。(大島 和人)