3分に井上が先制、39分に高原が反転シュートで追加点。反撃を1点に抑える
J3初年度だった昨季の両チームの対戦成績は、町田の3勝。全体の成績を見ても、町田が最後まで昇格レースに絡んだのに対して、相模原は終始、中位のポジションをさまよっており、ダービーと呼ばれても、相模原は結果の上で町田のライバルではなかった。しかし、この試合は昨季とはまったく別物である。監督は続投で選手の入れ替わりも少なかった町田と比べると、相模原は対照的な選択をした。新監督を迎え、昨季の開幕時にチームへ在籍していたメンバーは、先発のうち5人だけ。途中加入の選手も高原は町田戦の出場は1試合のみで、トロは経験していない。「今年は長野もJ-22もそうだけど、昨年勝てなかったところには、キッチリと結果を出している。ただ、ハッキリ言えば、昨年と今年では状況も選手も違うので、俺から言わせてもらえば、当然と言えば当然」と高原は言う。
そして、今節の勝者は、変わることへ取り組んだチームのほうだった。3分に曽我部からのクロスを井上が頭で合わせ、町田戦で初となる先制点を奪うと、39分には高原がゴール前でDFを背負いながら反転して、追加点を決める。理想的な展開で前半を終え後半に入ると、48分に1点差へ詰め寄られたものの、それ以上の追撃は許さなかった。「(町田は)ボンボン蹴ってくるから、そこのセカンドだけ意識するみたいな感じ」と曽我部は振り返る。トロの負傷交代もあって、中盤の攻防で苦しんだ面はあったものの、セカンドボールへの集中力は高く、相手の攻撃に厚みは出させなかった。
第6節を終えて、昨季未勝利の3チームから3勝を挙げた相模原。J2ライセンスを持たないチームが、ここまでは山口とともにJ3の台風の目となっている。(石原 遼一)