血気盛んな20歳コンビがチームを引っ張っている。今季初先発のチャンスを得た野津田が強烈なシュートを放って先制点を奪えば、途中出場した浅野が相手DFをぶっちぎって追加点を叩き込んだ。「良い刺激を受けている。アイツ(浅野)が点を決めていることが、自分も点を取れたことに少なからず影響はあったと思う。これからも二人で高め合っていければ」(野津田)。競い合うように結果を残す二人が広島を勇躍させている。
結果を残して自信を付けることで、さらにどん欲に結果を求めている。上昇志向に限りはない。「先発で初めて先制点を取れたけど、チャンスはあったので1点じゃ物足りない」と野津田は今節を振り返り、「このピッチで取れたのは(リーグ戦で)初めてだった。新たなスタート」と浅野は先を見据えた。
そして、彼らの躍動がチーム全体の活力にもなっている。「ベテラン選手も刺激を受けている」(森保監督)。前節・横浜FM戦(2◯1)で得点したドウグラスと佐藤もうかうかしてはいられず、「高いレベルの中で切磋琢磨しながらポジションを奪い合っている」と指揮官も頬を緩める状況が、いまの広島に生まれている。
20歳の二人の前途は洋々であるが、これから川崎F戦とG大阪戦が控えている。1stステージのタイトル争いにおけるビッグマッチで、ひとまずここでその真価が問われることになる。( 寺田 弘幸)