
武藤にはサイドのポジションでも得点が求められる
昨年9月の初選出から、一度も漏れることなく代表に名を連ねる。ただ、その9月のベネズエラ戦で挙げた初得点以降、ノーゴールが続いている。
常に90分間、プレーする機会がないことも関係しているが、より顕著な理由として挙げられるのがポジションの問題。武藤がFC東京でゴールを量産しているわけ、それはいまやクラブでは完全にストライカーの役割を担っているからである。
一方、代表では主に左サイドが主戦場となる。もちろんサイドこそが彼の本来の位置ではあるが、周囲からはどうしてもそのポジションでもJの舞台と同様のゴールが期待される。今後の武藤に求められているのは、FWとサイドアタッカーのプレーを使い分けながらも、目に見える結果を残していくというかなりハードルの高いタスクなのだ。
本人は代表に向けて、「自分にムチを打って。ここからが勝負」と気を引き締める。7月からプレーするマインツでも、サイドアタッカーでありながらも数字を出していく必要がある。ドイツで、代表で。武藤の次なる挑戦が始まろうとしている。(西川 結城)