讃岐は10番を背負う高木がけがから復帰。現有戦力でベストメンバーと呼べる状態は整ったが、高木は今季初出場ということもあり、どう作用するかは未知数の部分もあった。しかし、フタを開けてみればその効果は一目瞭然。攻守ともに讃岐の強さが目立つ試合展開となった。
序盤からカウンターに加え、高木、永田、仲間、沼田が細かくつなぎながら積極的に攻め立てる。状況が悪くなれば最前線のアンドレアのキープ力を生かして試合をコントロールする。守備面でも古巣対戦に燃える岡村が1対1の場面で体を張り、全体のバランスを取る動きでも献身的な役割を果たした。そして、11分に決定機が訪れる。CKのサインプレーに走り込んだ岡村がミドルシュート。これは決まったと思われたが、惜しくもバーを叩いた。さらに、17分には清水のロングフィードを沼田が落とし、アンドレアがダイレクトでシュート。しかし、これもポストに嫌われ得点には至らない。あと一歩のところで先制点を逃したものの、讃岐ペースで前半を折り返す。
後半に入り長崎はメンバーを変更しながら攻撃の形を増やす。しかし、フィニッシュでは讃岐の堅い守備に阻まれ、得点を奪えない。一方、讃岐も最後のところで決め切れず、終盤には木島良、我那覇を投入し[4-4-2]で得点を狙ったが、最後までゴールネットを揺らせず、勝ち点1を分け合う結果となった。(柏原 敏)