激闘の末のドローではあったが、長崎は450分間無得点。取れそうでゴールが取れない。得点欠乏症というチームの課題が大きく横たわっている。
この試合、W杯予選のためにチームを離れていた韓国代表FWイ・ヨンジェが復帰した。ただ局面では何度か質の高いプレーを見せるものの、周囲と連動した攻撃が少なく散発的な攻撃に終始。後半は相手に自分から攻撃をしかけることができる花井を投入して状況の打開を試みるも、福岡の守備は堅くチームのシュート数はわずか5本に終わった。
梶川は試合を振り返り、「攻撃は練習から合わせていくしかない。ここでプレッシャーに負けているようじゃ上にはいけない」と気合いを入れ直した。高木監督も「大事になるのは全員守備、全員攻撃にみんなが関わること。これからもっと細部を突き詰めていく」と語る。攻撃の活性化で巻き返しを図りたいところだ。
ただ一方、守備は目に見えて安定感が増している。この日はセカンドボールを奪えずゲームを支配される時間帯も多かったが、選手たちは決して慌てずこれまでのようにイージーミスから失点することもなかった。特にGK大久保のプレーは自信に満ちており、一皮剥けた印象がある。梶川は「後ろは体を張ってよく頑張ってくれている。それに応えるのが前線の仕事。どん欲に狙う」と反撃を誓う。次節で長いシーズンも折り返し。首位・大宮との戦いで全員攻撃から得点を奪う。(植木 修平)