■セレッソ大阪
好調だからこそ油断禁物。今季初の3連勝へ
6月の5試合は3勝2分と負けなしで終えた。その初戦となった第16節・札幌戦(1△1)後、「急には強くならない。こういう試合を勝ち切ったり、引き分けで終わらせたりすることで、自信や成長につながっていく」と茂庭が話していたように、勝ち点を積み重ねていく中でじわじわと内容も良化。前節・栃木戦(3○0)は攻守にまとまった戦いで快勝を収めた。チーム状態は右肩上がりだ。一方で、今季、最も良い状態で迎える試合だからこそ、怖いのは“油断”。主導権を握りながらも点が奪えないとき、大分のハードプレスに苦しんだとき、不覚にも先制されたとき…。自分たちの思いどおりにいかなかったときに立て直せるメンタルと手段は備えておきたい。もっとも、「まだまだ内容は良くしていける」(玉田)、「盤石な試合運びを目指したい」(染谷)と、現状に満足している選手はいない。自分たちのサッカーに手ごたえをつかみつつある今だからこそ、より細部にまでこだわる姿勢を追求している。リーグ前半戦ラストゲームとなる今節。今季初の3連勝で締めくくり、後半戦へ向けてさらなる勢いを付けたい。(小田 尚史)
■大分トリニータ
柳田“新監督”初陣。浮上の契機をつかめるか
2日、柳田伸明監督代行兼強化育成部長の監督就任が発表された。6月1日の田坂和昭前監督解任後、代行監督体制で3分1敗と勝ちあぐね、単独最下位に沈んでいる大分だが、ようやく体制が固まったところで、新監督の初陣を飾りたい。
なかなか後任指揮官が決まらない難しい状況下であっても、選手たちは経験豊富なメンバーを中心に直近の試合の課題を修正し、チームコンセプトを体現しようと自分たちで話し合いながら戦ってきた。上位チームとの対戦が続く中、相手を圧倒する時間帯も増えており、特に負傷離脱から復帰した三平が前線の軸として存在感を発揮。前節・札幌戦(1△1)では待望の今季初ゴールで先制点を奪うなど、その復調が浮上のカギを握りそうだ。
前節が月曜開催という変則的な日程だったことにより、オフなしで臨むアウェイ連戦。2日には午前練習を午後練習に変えたが、このような急なルーティンの変更が連戦に突入するチームの状態にどう影響するかも気がかりだ。自分たちの底力を信じ、後半戦での巻き返しに向けて勢いを付ける一戦としたい。(ひぐらし ひなつ)