正式に監督就任した柳田監督のホーム初陣となる最下位・大分が、同じく内部昇格後3試合目となる西ケ谷監督率いる18位・水戸を迎え撃った、残留争いの直接対決。試合後に「勝ち点3を与えてはならなかった試合で最低限の結果」と話した西ケ谷監督と、「非常に悔しい」と振り返った柳田監督。ジリジリと心理的にも苛まれる試合は、大分が圧倒的に主導権を握りながら水戸の体を張った守備に阻まれ、勝ち点1を分け合った。
試合は立ち上がりに動く。2分、大分のGKとDFの連係ミスを山村がカットしスルーパス。右で受けた鈴木の出したマイナスのパスを吉田が蹴り込んで水戸が先制した。その4分後、今度は大分が、兵働のやわらかく弧を描くFKに頭で合わせた阪田の今季初ゴールで試合を振り出しに戻した。
大分の連動した速いプレスに動きを封じられ、なかなか起点を作れない水戸は、攻撃陣の立ち位置を細かく入れ替えながら打開を図るが、前半は馬場を軸に展開したダイナミックな攻撃も次第に陰を潜める。後半は大分に主導権を握られ押し込まれながらも、ゴール前で辛抱強く体を張ってしのぎ続けた。
その牙城を崩したい大分は、61分に高松、75分に西を投入。さらに89分にダニエルをトップに送り込みパワープレーをしかけるが、ゴールは割れず。内容は向上しつつも、13戦勝ちなしとなった。(ひぐらし ひなつ)