台風の影響で時間が経つごとに風雨が強まり、ピッチコンディションの悪い中で試合が進んだ。
序盤は風下に立った徳島だが、前線からのプレスや飛び出しは悪くなく、北九州陣内に押し込む積極的な戦いを見せる。4分には北九州のCKのこぼれ球を拾い、カウンターで人数をかけて廣瀬智からペナルティーエリア内の佐藤へスルーパスが出る場面もあり、立ち上がりを優位に運ぶ。さらに、9分には津田がドリブルで強引に突破し、今季初の連勝に向けて勢いは増す。しかし、北九州が得意とするラインの高さで試合を動かしだすと、ボランチの風間や加藤が効果的にボールを展開し始め、前半は徐々に北九州ペースの展開となった。
だが、後半に風上に立った徳島は何度かのピンチを防ぐと再び息を吹き返す。58分に左サイドで形を作り、佐藤の落としを津田がシュート。さらに61分には右サイドの藤原から廣瀬智へとつなぎ、ワンタッチで相手をかわしシュート。65分には濱田が積極的にミドルシュート。どれも得点にまでは至らなかったが、得点の可能性を感じさせ始める。しかし、“攻撃している時間帯の守備の脆さ”という今季の課題がこの試合でも出る。北九州は75分に左サイドから連動した動きで右サイドへ展開し、最後は星原のクロスに井上が頭で合わせ先制。これが決勝点となり、終盤は徳島にチャンスを作らせず無失点で勝利した。(柏原 敏)