試合は徳島が前線からプレスを掛けてペースを握った。左サイドのアレックスが起点になってシステム上のギャップを突き、2トップが推進力を出してゴールに向かって行く。一方の岡山は徳島の勢いを受けて萎縮した。前線に効果的なパスを供給できず、横パスやバックパスが増えたことで徳島の勢いを助長させた。
その勢いのまま徳島が先制点を奪った。高い位置に侵入したアレックスをエステバンが追い越して岡山の守備陣形を崩し、エリア内でパスを受けた木村が右足を振り抜く。悪い流れを断ち切れない岡山は守備陣が我慢することもできず、後半に入ってもチームはかみ合わなかった。長澤監督が加地に代えて田中奏を投入した直後、田中奏のマークが遅れて追加点を奪われる。その後に矢島が孤軍奮闘して盛り返したが、徳島守備陣は最後まで集中力を保った。小林監督は「攻守ともにものすごく良いゲームができた」と手ごえを語り、Cスタをあとにした。
2試合連続で0-3の敗戦を喫した岡山。長澤監督は勇敢に戦えなかったことを猛省し、千明も「良いときの岡山は思い切りの良さが常に出ているチームだと思う」と現状を憂いている。まずチームの根幹にあるはずの強いハートを取り戻さないといけない。(寺田 弘幸)