新潟が鳥栖との肉弾戦を制して、2ndステージ初勝利を挙げた。
ポイントはセカンドボールだった。新潟はゴール前でのこぼれ球に神経を尖らせ、試合に臨んだ。指宿、山崎らの攻撃陣が前線から必死にボールを追って鳥栖の自由を奪うと、中盤ではレオ・シルバ、小泉が激しく体をぶつけて肉弾戦を実行。最終ラインでは舞行龍、大野の両CBが、豊田、鎌田の動きを封じた。「2トップの動きに引っ張られてラインを下げないようにした」(大野)。新潟は最終ラインのアップダウンでバイタルエリアをクローズすることに成功、セカンドボールを回収していく。
試合は守備でリズムを作った新潟が序盤から主導権を握る。鳥栖のカウンターを警戒しつつ、ピッチの幅を使った攻撃で相手を追い込んでいく。先制点は16分に生まれた。GK守田のロングキックを指宿がヘッドでゴール前へと送る。鳥栖DFがはね返したボールを小泉がボレーで合わせてゴールネットを豪快に揺らす。「何も考えずに右足を振り抜いた」という小泉の豪快なゴールで先制に成功した新潟は、そのあともゲームを完全に掌握。鳥栖にシュートすら打たせない完璧なディフェンスを実践、時間を進めていく。
後半、追加点のチャンスを決め切れずイヤな予感も漂ったが、90分を通じて鳥栖をシュートわずか2本に抑え込んでシャットアウト。今季リーグ戦初の完封勝利で、4試合ぶりの勝ち点3をもぎ取った。「浮き球が多いゲームだったが相手との距離感が良く、球際でしっかりと戦えていた。この戦いを続けなければいけない」(柳下監督)。新潟は、鳥栖とのバトルで闘争心を取り戻した。この戦いを継続することが降格圏脱出の条件だ。(藺藤 心)