京都は立ち上がりから怒涛の攻撃で福岡ゴールに襲い掛かる。右から内田がクロスを上げれば、左サイドからは駒井が得意のドリブルでかく乱する。そして15分、京都が幸先良く先制に成功。アシストとなる浮き球のパスを送った原川は「相手が食い付く印象があり、一発で裏は狙っていた」と振り返る。そのパスを「福岡のDFが空いているのを感じていた」と話した有田が最終ラインの背後で受けて鮮やかに決めた。
出鼻をくじかれた格好の福岡だったが、「前節(大宮戦・1●3)の反省が生きた」と鈴木。劣勢になってもブロック重視の戦術を継続すると25分、中盤でボール奪取。そして、「(京都は)前掛りだったので後ろにスペースはある」と狙いを持って走り込んだ酒井が同点弾を豪快に叩き込んだ。勢いに乗る福岡はその3分後、ゴール前で奪ったFKのチャンスで末吉が魅せる。「雨の日はブレてくれる」と話した無回転シュートで逆転弾を導き出した。
後半、反撃に出たい京都だったが、フィニッシュに精彩を欠き、福岡もゴール前を堅く閉ざし続けた。井原監督は「選手の気持ちが出ていたゲーム」と満足げに振り返り、今季初となる逆転勝ちを誇らしく語った。(小野 慶太)