序盤、徳島は雨やピッチのコンディションを考慮。今節と同様に雨の中で行われた第21節・群馬戦(1●2)や第23節・北九州戦(0●1)で足下へのボールでピンチを招いた反省点を生かし、まずはシンプルに蹴り出し、スペースを活用する戦いを見せる。ここ数節、勝利した試合でも裏へのスペースを活用することで、積極的にディフェンスラインを押し上げ試合を優位に運んできた。今節もチーム全体で前へしかけることで大分に付け入るスキを与えず試合のリズムをつかむ。10分には佐藤が決定機を迎えるなど、前節・岡山戦(3○0)に勝利した勢いそのままに試合を優位に運んだ。
試合が進むごとに五分五分の戦いになっていったが、後半から途中出場したキム・ジョンミンが試合を動かす。75分、佐藤が積極的なプレスからボールを奪うと、アレックスからリターンを受け、エリア内に絶妙のクロス。木村がニアに走ったことで生まれたスペースにキム・ジョンミンが走り込み、豪快にボレーシュート。「練習どおり」(キム・ジョンミン)の形から貴重な先制点を挙げ、徳島に流れを引き寄せた。
しかし、ここから大分も意地を見せる。80分以降は大分に完全に主導権が移り、いつ逆転されてもおかしくない展開が続く。それでも徳島は最後のところでは全員で粘り強く守り切り、無失点で今季初の連勝をもぎ取った。(柏原 敏)