柏を崩せず。仙台の2ndステージ初勝利はまたしてもお預け
仙台は相手の最終ラインのギャップを狙うも、決定的なシュートに至らず。柏は攻撃を組み立てようとするも、テンポが合いそうで合わない。互いにもどかしい時間が続く我慢比べの末に、柏が試合を制した。
柏の吉田監督は「落ち着かなかった前半と、落ち着いた後半」と振り返った。パスの出し手である茨田に対して仙台は二重、三重のプレッシャーを掛け、パスコースを消したり、テンポを遅らせたりする。茨田に近付いて連動しようとする選手の間にも仙台の選手が割って入り、効果的な攻撃を許さなかった。
一方、仙台は柏から効果的にボールを奪い取って「まずは相手の背後を意識した」(奥埜)という攻撃でゴールに迫る。シュートに至らなくても最低限CKやFKなどをもぎ取っていたが、相手CBの巧みなポジショニングなどに阻まれてゴールに至らなかった。
後半に、柏は茨田や大谷のポジションを後ろ寄りに修正して攻撃のリズムにも変化を加える。これで柏が優勢になったが、プレッシャーの開始が遅れても勘所を抑える仙台の守備をなかなか破れなかった。
両監督ともこのこう着状態でじっくりチャンスを待ち、にらみ合いの状態が続いた。そして最初に動いたのは仙台。76分にハモン・ロペスを投入。仙台はこのハモン・ロペスを中心に押し返してチャンスを作るが、ゴールには至らなかった。
そして柏も動く。78分に小林に代えて、太田を投入。すると87分、途中出場の太田のCKをクリスティアーノが合わせ均衡を破る。これまでCKのキッカーだったクリスティアーノが“合わせる側”に回ったことで仙台の守備に一瞬のスキが生まれてしまった。
これで柏は3試合連続のウノゼロ(1-0)。一方、仙台は2ndステージ初勝利がまたもお預けとなった。(板垣 晴朗)