山形の弱点を突き、新潟が今季初の2連勝
前節、鳥栖をシュート2本に抑えて1-0での勝利を挙げた新潟が、年間勝ち点で並ぶ降格圏同士の対戦を制し、今季初の連勝を達成した。
「基本的には守備で相手とのマークの距離がしっかり保てる、しっかり距離をキープできているときには、良い守備ができて良い攻撃につながる。それができてないときに、ピンチになっている」(柳下監督)と、新潟は全体をコンパクトに保てたことが勝因になった。山本は「キム・ボムヨンがウチのSBをすごく狙っていて、スカウティングどおり明らかに毎回チャレンジしてきたので、簡単に裏が取れるようになった」とさらに細かな狙いを振り返っている。山形のプレッシングの特性を逆に利用してチャンスを作り、2得点に結び付けた。
先制点は23分、山形の右ウイングバック宇佐美がGK守田までプレッシャーを掛けに行くイレギュラーな流れから生まれた。宇佐美が戻り切る前に指宿がポストプレーで収め、山形のCB陣が食い付いたところで左スペースへ飛び出した山本へボールを送る。山本のシュートは山岸に阻まれたが、ここでこぼれ球を拾った加藤のクロスを指宿がヘッドで合わせた。42分の山本が挙げた2点目も、右サイドでボールを奪ったあと、山形のプレッシャーとせめぎ合っていたところで、下りてきた指宿が絶妙なヒールパスでフリーの山本へつなぎ、チャンスを広げた。「(各ポジションで)それぞれやれていて、お互いの修正する声が聞こえている。一人ひとりが戦術を理解してプレーできるようになっている」(柳下監督)。新潟はこのまま上昇気流に乗り、降格圏を脱せるか。次節・G大阪戦でその真価が問われることになる。(佐藤 円)