■松本山雅FC
狙うは3連勝。アルウィンでリベンジを
無論すべてが“良”ではないが、J1で初となる連勝を飾ったことは大きな意味がある。結果を欲するチームにとって、勝ち点3は何よりの妙薬。良い形で小休止を迎えるためにも、モノにしたい一戦となる。
前回対戦時(1st・第16節)は0-2で敗れ、点差以上の力量差を感じた一戦だった。唯一の好材料はその試合で先制点を許したレナトが中国へ旅立ったことくらいで、当然ボールを支配される展開にはなるだう。ただ、それは織り込み済み。「どうしてもボールを動かされて、走らされてしまう展開になるはず。その点は覚悟しながら耐えて、少ないチャンスを狙っていきたい」とは工藤の弁。長い時間を耐え続ける覚悟はすでにできている。中3日という日程で、疲労がないと言えば嘘になるだろう。ただ、ハードワークやトランジションという部分では、松本も優位に立てる。かわされてしまう場面も多いだろうが、それでも愚直に二度追い、三度追いができるか。
前節・甲府戦(1○0)で足を痛めて途中交代したGK村山、また暑さもあって本調子ではないオビナなど気がかりな要素も多い現状。それでも「我が家でリベンジを果たしたい」という指揮官の言葉は、チームの総意でもあるはずだ。(多岐 太宿)
■川崎フロンターレ
確実に“仕留める”ことが求められる
前節・清水戦(3○2)は後半にワンサイドゲームを展開するも、1点差の勝利という不本意な結果に終わった。だからこそ、今回は数多く“仕留める”ことが求められる一戦になる。松本はラインを低く設定してくることが予想されるが、「あれだけ引いて(ボールを)持たせてくれるのであれば、鋭い攻撃の回数をどれだけ増やせるか、相手をどれだけ走らせられるかが重要になる」と中村は言う。間違いなくボールを持つ時間帯は増え、それに比例してチャンスも増えると予想される。しかし、前節の前半で散見された「悪い(ボールの)失い方」(中村)を繰り返せば、カウンターを持ち味とする松本の餌食になる可能性も高い。事実、前回対戦(1st第16節・2○0)でも数度そういった場面があった。とは言え、川崎Fは守りに軸足を置いたチームではない。結局はいかに確実に“仕留める”かが重要となる。
エースの大久保は前節に負った左足の痛みを押して出場する。今回は強行出場の彼にすべてを頼るのではなく、松本から移籍後、初めてアルウィンのピッチに立つ船山、そしてすでに欠かせない戦力となっている田坂らがネットを揺らすことに期待したい。チームを成長させるために、彼らのゴールが必要だ。(竹中 玲央奈)