幸先良く先制点を奪うも終盤に力尽きる
なんとか耐えていた日本の壁を崩壊させたのは北朝鮮の若き長身FWだった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ体制で初のタイトルを懸けた東アジア杯の初戦。北朝鮮と対戦した日本は初選出の遠藤航、武藤雄樹が先発に名を連ねた。試合はその二人がいきなり動かす。3分、右サイドでボールを受けた遠藤が早めにクロスを入れると走り込んだ武藤が左足で合わせ、先制点を奪った。15分前後までは日本が高い位置から連動したプレスを掛けるなど、ハイペースで試合を進め主導権を握った。
しかし、30分を過ぎると日本が前線にボールを運び、フィニッシュにつなげる回数は目に見えて減った。それと同時にセカンドボールを拾えなくなり、ボールホルダーへのプレスも緩くなるなど悪い面が目立ち、立て続けにピンチを招くようになった。それでも最後の最後に体を張ったディフェンスでゴールを割らせない。1点リードで迎えた後半に入っても北朝鮮がセカンドボールを拾って攻撃を継続する。53分にはフリーでクロスを上げられるとヘディングで合わされる。しかし、これはゴールマウスを外れる。
北朝鮮は66分に長身FWのパク・ヒョンイルを投入し、ハイボールで攻勢を強める。すると78分、そのパク・ヒョンイルがハイボールを頭で落とすと、そこにリ・ヒョクチョルが走り込みゴール。さらには88分、カン・グクチョルのクロスからパク・ヒョンイルがヘディングシュートを叩き込み、日本はついに逆転を許す。日本はラストプレーのFKでもヘディングがクロスバーを越え万事休す。W杯予選に続き、アジアの厳しさを味わう結果となった。