ジェイの3得点もむなしく、今季最悪の試合
合わせて6ゴールが飛び出した乱打戦。磐田にとっては3度のリードを生かすことができず、痛恨のドローとなった。
試合の焦点はサイドの攻防だった。序盤にサイドから決定機を作ったのは磐田。2分、右サイド・駒野のクロスをゴール前のジェイが右足で押し込み、均衡を破った。しかし、その後は別項に記載したチグハグな攻撃が見られ、主導権を握るには至らない。
その磐田のスキを、京都のサイド攻撃が突いた。19分、伊藤が敵陣右サイドで起点を作り、ラストパス。これに反応した宮吉が右足で同点ゴールを決めた。後半の立ち上がりに失点した京都だが、77分、今度は左サイドからの攻撃が結実。最後は磐瀬のクロスを大黒が泥臭く押し込んだ。その後、三たび勝ち越された京都だが、85分にフェホのクロスを大黒が押し込み、3-3。執念で勝ち点1をもぎ取った。
石丸監督は「ジュビロが思ったよりボールに対して来なかったので、『どこでもやれる』という感じだった」と試合を振り返る。磐田の守備にも助けられ、とりわけ躍動したのは駒井と伊藤。スピードを生かしたドリブルで磐田に脅威を与え続けた。2得点の大黒は「ウチの駒井と(伊藤)優汰は強烈。チャンスは必ず来ると思っていた」と語る。ジェイを封じ切ることはできなかったが、3得点は石丸体制となってから最多。新加入のフェホが早速活躍するなど、今後につながる試合となった。
一方、試合後、ブーイングを浴びたのはホームの磐田。リードを生かすせず、今季ワーストタイとなる3失点と苦い試合となった。加入後初のハットトリックをマークしたジェイも「勝てなければ意味がない」と嘆いた。(南間 健治)