C大阪、劇的に追い付くも、手にした勝ち点は『1』
雷雨のため予定より49分遅れで始まったこの試合。C大阪のパウロ・アウトゥオリ監督がエジミウソンを先発起用すれば、千葉も前節とは異なりオナイウを2トップの一角に、ネイツ・ペチュニクを2列目に配置した。序盤は一進一退、互角の攻防となった。球際の戦いも激しく、引き締まった内容の中、よりゴールに近付いたのはC大阪。10分に田代が、32分にパブロが決定的なシュートを放つ。いずれも高木の好セーブで失点を逃れた千葉は、前節同様、プレスに行けないときはしっかり守備ブロックを組んだ上でカウンターからチャンスをうかがうも、フィニッシュまで持ち込めずに前半はシュート2本に終わった。
後半も攻勢に出たのはC大阪。50分に迎えたエジミウソンの決定機を皮切りに、その後も千葉ゴールに迫ったが、ネットを揺らすことができない。すると、60分を過ぎたあたりから、C大阪は次第に前線と最終ラインの間が空き始める。千葉はそのスキを逃さなかった。70分、オナイウが放った決定的なシュートは山下のブロックで防がれるも、これで得たCKからペチュニクが決めて千葉が先制に成功した。失点後の74分、アウトゥオリ監督は今季2度目の3枚同時替えを決断。賭けに近い采配だったが、92分、途中出場のマグノ・クルスが同点ゴールを決めた。千葉とすれば、パウリーニョを投入して守備固めに入る狙いは明確だったが、後ろに引き過ぎ、バイタルエリアにスペースを空けてしまった。劇的に追い付いたC大阪に歓喜の余韻は残ったが、手にした勝ち点は『1』。上位進出へ勝ち点3が必要だったことを思えば、満足はできない。試合後、両指揮官は「良い試合だった」と口をそろえたが、勝ち切れなかった現実を直視すれば、ともに自動昇格する資格があるのかを問われる試合となった。(小田 尚史)