表示されたロスタイムは4分。この4分さえしのげばというところで力尽き、千葉は勝ち点1を持ち帰るにとどまった。「(先制点を奪ってから)自分たちはゲームを終わらせようとして相手に押し込まれてしまい、ズルズルと後ろに下がってしまった」と佐藤勇が振り返るように、1点を先行してから最終ラインの位置が後退。「最後の失点シーンでは下がりっぱなしになるのではなくて、ラインを上げないといけなかった」と富澤。その指摘どおり、最終ラインを押し上げられなかったことが同点弾を浴びる要因となった。
そして、追加点を奪うことができなかったことも最後まで響いた。「2-0にもっていけていれば、もっとラクに試合が終わっていたと思う。だからトレーニングから2-0にすることを意識してやっていかないといけない」と佐藤勇は反省の弁を口にしたが、2点目をどのようにして奪うのかがチームの課題であることは間違いない。
試合全体を通じて、何もできないまま終わったわけではない。守備のブロックを下げる場合と、前からボールを奪い行く場面の使い分けに問題はなかった。少ないチャンスをモノにできたことも大きな進歩だ。「階段を登るためには、チームのために何をするかを考えなければいけない。みんなのために戦うことが求められている」(富澤)。一人ひとりが主体性を持って戦うことが、いまの千葉には不可欠なはずだ。(松尾 祐希)