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[リバープレート]磨き抜かれた“心と体のタフさ”|スルガ銀行CS G大阪vsリバープレート

2015/8/14 12:31



「スルガ銀行CS、G大阪0−3リバープレート」8.11(火)万博

 3-0でG大阪に完勝したリバープレート。前半終了間際に投入され、奮闘した倉田は、南米王者との違いをこう評した。「勝負強さ」

 決定機の数そのものはG大阪とほぼ変わりなかったが、リバープレートはゴール前での精度の高さを見せ付けた。

 球際の激しさや、勝負へのこだわり。あらためてアルゼンチン勢の特長を見せ付けた格好の90分間だったが、見逃せないのは心身両面のタフさである。

 「リベルタドーレスで最高の瞬間を経験して、日本にやって来るのは簡単ではなかった」 敵将ガジャルドの言葉は紛れもない本音である。日本時間で6日朝にコパ・リベルタドーレスの決勝第2戦に勝利し、南米王者に輝いたリバープレートだが、あえてけが人を除くベストメンバーで来日。5日半のインターバルで、G大阪との戦いに臨んだ。

 綿密なスカウティングを行っていた長谷川監督だけにリバープレートの顔ぶれには驚きがなかったが、唯一読み切れなかったのが暑さゆえの試合の入り方。「この暑さなのでアグレッシブに来るのか引いて守るのかは読めないところがあった」(長谷川監督)と明かしたが、アルゼンチンの雄は立ち上がりからアグレッシブなプレスを敢行する。

 そのタフさは、コパ・リベルタドーレスの足取りを見れば納得だ。招待国メキシコまでを含めた南北に長い範囲で、世界一過酷な戦いを強いられるのがコパ・リベルタドーレス。リバープレートはグループリーグで3,700mの高地を戦い、決勝戦のアウェイ第1戦では気温36℃の中でメキシコのティグレスの猛攻をしのぎ、ドローに持ち込んでいる。

 こうしたタフなカップ戦を戦いながら、国内リーグでもタイトルを争っているのがリバープレートである。試合前日の練習でもまったく疲れを見せることなく、本来非公開のトレーニングをフルオープン。いますぐにでも試合をしたい、と言わんばかりの選手の余裕は、

「過密日程」「コンディション」を言い訳にしがちな日本人選手にはないものだった。「過密な日程だが、アルゼンチンでやってきたことに自信を持ってポジティブに戦おう」。試合前に選手にこう呼びかけたガジャルド監督の言葉にも南米王者のプライドがにじみ出た。「勝負強さ」を支えるのは、あくまでも心身両面のタフさなのだとアルゼンチンの雄が教えてくれた。(下薗 昌記)

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