5戦無敗の3位・東京Vに対して、徳島はシンプルにボールを前に入れていく。結論から言えば、キム・ジョンミンが前線で体を張って起点となり、戦い方をより効果的なモノにした。
前半、徳島は立て続けにチャンスを作る。2分、アレックスのクロスを津田がスルーし、廣瀬智が飛び込みペナルティーエリア内でシュート。13分には木村と濱田が少しずつアングルを変えながら津田へスルーパス。14分には相手のクリアミスから津田がGKと1対1でシュート。いずれも決定力を欠き、得点には至らなかったが、事前に準備してきた形からいくつも決定機を作っていく。先制点が生まれたのは39分。セットプレーのロングフィードから東京Vのクリアミスが生まれ、こぼれ球を拾った津田を田村が思わずペナルティーエリア内で引っ掛けてしまいPKを獲得。これを津田が落ち着いて決めて先制し、徳島は前半を1-0で折り返した。
巻き返したい東京Vは後半早々にアクシデント。澤井が立て続けに警告をもらい退場に。劣勢になるかと思われた東京Vだが、冨樫監督はリスクを承知で勝負に出る。交代カードを切りながら、後ろの枚数を減らして前線に人数をかけた。徳島としてはそのスキを突いてチャンスを作り続けたが追加点は奪えない。しかし、東京Vも攻撃の迫力は維持するものの、ゴールを奪えず。終わってみれば徳島が前半のリードを守り切り、ホームで2連勝を挙げた。(柏原 敏)