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岡崎慎司、監督が求めるセカンドトップ像に合致

2015/8/19 7:10

 レスターに加入した岡崎慎司が、国内リーグ2戦目で待望の初ゴールを挙げた。フル出場を果たした開幕戦(サンダーランド戦・4○2)に続き、ウェストハムとの第2節も[4-4-2]の2トップの一角として先発。ゴールだけでなく、攻守にわたって存在感を示した。

 開幕2連勝のレスターを支えているのは、岡崎の献身性と質の高い動き─。そう言っても過言ではないほど、日本代表FWは新天地で抜群の貢献度を誇っている。違う言い方をすれば、岡崎のプレーの特性とレスターのスタイルが完璧に合致しているからこそ、チームに素早くフィットできたのだろう。

 ラニエリ新監督率いるレスターは、前線から積極的に圧力を掛けるプレッシングサッカーを実践し、この戦術が現在の好調を支えている。前方の高い位置でボールを奪い、素早くショートカウンターにつなげるのが基本形で、少し乱暴な言い方をすれば、レスターの攻撃パターンは、この一つに集約される。

 レスターの2トップは、イングランド代表のバーディと日本代表の岡崎。縦に抜けるスピードが持ち味の前者を最前線に置き、やや後方の位置で岡崎が“セカンドトップ”として支える形だ。その中で岡崎は、攻守両面で極めて重要な役割を担っている。

 守備面で一番大事な仕事は、前線でのファーストチェック。ボールホルダーに圧力を掛け、パスコースを限定したり、あるいは相手のパスを狂わせたりと、ファーストディフェンダーとしての役割をこなす。もちろん、ここでボール奪取に成功すれば、得点チャンスに直結。「僕が積極的にプレスに行くことでチームも乗ってくる」と本人が言うように、チーム全体に活力を注入する側面もある。

 攻撃面では、中盤とセンターFWの“間”に入ってパスやフリーランでアタックをスムーズにしている。おとりの動きで速さが武器のバーディを走らせたり、2列目から飛び出したりと、ここでもタスクは多岐に渡る。そして、チャンスになればペナルティーエリア内に突進し、ゴールを挙げることも求められるのだ。ショートカウンターから、バーディのクロスボールに合わせて決めたウェストハム戦での岡崎のプレミアリーグ初ゴールは、まさにこの流れから生まれたものだった。

 前線からフォアチェックに走り、チャンスになればゴール前まで突っ走る。それこそがラニエリ監督が求めているセカンドトップ像である。つまり、絶え間なく動き回れる“運動量”、鋭いゴール嗅覚からネットを揺らす“得点力”、さらにチームメートのためにハードワークを厭わない“献身性”を兼備する岡崎は、うってつけの人材だった。(田嶋 コウスケ)

EG 番記者取材速報

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