■アルビレックス新潟
新潟のミッションは対広島3年ぶりの勝ち点3
新潟にとって広島戦は、鬼門だ。それは柳下監督が一番に感じているはず。柳下監督就任後の12年夏以降、広島戦は1分5敗。並々ならぬ気持ちで乗り込んだ今季の1st第13節のアウェイ戦でも、2-4の大味なゲームで大敗。指揮官は「広島のほうが正確にプレーしていた。ワンプレー、ワンプレーの精度の差が結果につながった」と白旗を上げた。広島は現在2連敗中なだけに、今節で手綱を締めてくるのは確実。リズムを崩す広島に対して、チーム状態が上がっている新潟がどんな戦いを見せるかが焦点だ。
互いにボールを奪われた瞬間から奪い返しに行くスタイル。新潟は、走行距離リーグ屈指の加藤、ボールハンターのレオ・シルバを軸に広島のショートカウンターを封じ、攻撃に転じたい。守備では、広島のサイド攻撃、特にGKとディフェンスラインの間へのアーリークロスへの警戒が求められる。舞行龍は「90分間を通じて集中を切らさないことが大切だ」と話す。攻撃の核となるのは、キレのあるドリブルで広島守備網突破の旗手となる山崎。ゴールの役割を自覚するストライカーは「責任を感じてプレーしている」と気持ちを込める。ミッションは3年ぶりの勝ち点3。鬼門突破、それは残留争いからの脱出を意味している。(藺藤 心)
■サンフレッチェ広島
1対1のバトルの勝敗が結果に直結する
5連勝のあとに2連敗を喫したが、チームはまったく揺らいでいない。森保監督は「守備も攻撃もオーガナイズは崩れていない。だけど、勝負をモノにするために細部をしっかりとやらないといけない」と敗れた2試合を振り返り、自分たちの足元を見つめ直すことから今節の準備をスタートした。「結果が欲しいが、やることは変わらないし、まずやるべきことをやる」(青山)と選手たちも地に足を付けている。
連敗の教訓はチーム全体で共有できている。無得点が続いたため攻撃へ意識が傾きがちだが、「まずは原点に立ち返って0-0で進めていけるようにしたい」(青山)。良い守備が良い攻撃につながることを再認識し、無失点の重要性を全員が肝に銘じて臨む。今節・新潟戦は、GK林をはじめとした守備陣のパフォーマンスが勝敗を分ける大きなウェイトを占める。
そして、攻撃陣が局面を打開してゴールに迫ることができるか。新潟との過去の対戦を踏まえ、今週はアタッカー陣がマンツーマンでマークされることを想定して準備してきた。ピッチ上の至る場所で繰り広げられる1対1のバトルの結果が、試合の勝敗にも大きな影響を及ぼすことは間違いない。おのおのが役割をまっとうすることで、連敗をストップすることはできる。(寺田 弘幸)