FC東京との大一番でレアンドロ・ドミンゲスが復帰する可能性が出てきた。数カ月、試合から遠ざかっているだけに試合勘の問題は拭えないが、筋力テストは「申し分ないほど」(西野監督)クリアしており、19日はフルメニューを消化。ベンチスタートが濃厚ながら、指揮官は「戦力が戻り、オプションが増えているところもある」と自ら口にした。
劣勢をしのぎ、少ない好機を生かしてきた2ndステージの名古屋であるが、裏を返せば「いまは粘り強さだけで戦っている」(西野監督)状況。選手たちも「(チームとしての)攻め方が少ない」(永井)、「イメージはあるけど、ピッチ上でうまく表現できない」(小屋松)と現状を謙虚に捉えているように、遅攻と速攻の使い分けに大きな課題を残している。もちろん劇的な改善は難しく、連係面や攻撃の意識共有は試合の中で積み重ねていくしかないが、スペシャルな特徴を持った選手たちがリンクしていく“クリエイティブな速攻”はいまだ発展途上だ。
ただ、ユニットの顔ぶれで攻撃の表情を変えることはできる。永井は「横や逃げのパスだけじゃなくて、前に勇気を持って入れてほしい。そこで俺らがミスったらそれは俺らのせい」とFWの使命を背負った上で、こうも口にする。「またここ1、2カ月とは違うアクションができる選手が入ってくるから、攻撃の幅は広がると思う」
90分の中で必ず苦しい時間が訪れるように、必ず得点チャンスも訪れる。劣勢ながらもタフに戦い抜いてきた名古屋だからこそ欲しいゴール。得点力不足解消へ「一発を持っている」(永井) “スペシャルな男”が帰ってくる。(村本 裕太)