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J1リーグ 第9節
8/29(土) 18:00 @ アイスタ

清水
1
0 前半 0
1 後半 1
試合終了
1
FC東京

Preview 試合プレビュー

勝てば官軍。何より必要なのは“結果”

2015/8/28 10:05

■清水エスパルス
練習で取り組んできたFC東京のカウンター対策

 どれだけ気を付けても、前半に失点してしまう。それが5試合も続いている。前節・G大阪戦(0●1)もそうだった。相手GK東口のフィードから次々と縦パスをつながれ、パトリックに一発を決められてしまった。「一瞬のスキを突かれてしまった」と田坂監督が振り返るように、守備の整備が進んだとは言え、まだ予断を許さない状況は続いている。
 ただ、G大阪対策として取り組んできた“サイド攻撃への対応”は成功していたと言える。前節ではサイドで起点を作られた場面はほとんどなかった。短期間での準備のため、ほぼ対処療法的な感は否めないが、相手のストロングポイントをつぶしていくことで、失点を『1』に抑えることができた。
 今週の練習で清水が取り組んでいるのは、FC東京のカウンター対策だ。その一つが、センターサークルにフリーマンのGKを置いた9対9の紅白戦。まずそのGKにボールを集め、スローイングをスイッチにし、仮想FC東京の攻撃陣がカウンターをしかけ、守備陣がそのカウンターに対応する。選手たちは、この珍しいトレーニングで切り替えの意識を体に染み込ませている。これはもちろん、守備の練習ではあるが、攻撃の練習でもある。素早いフィードでカウンター攻撃を作り出していたGKの杉山力は、「カウンターで点を取れたら一番いい。積極的に裏を狙って、ゴールに向かうことが相手にとって脅威になる」と練習の意図を理解している。前節6試合ぶりに無得点に終わった攻撃陣も、このトレーニングを通じて、攻撃の精度を高めているようだ。「 一つ勝てば何かが変わる雰囲気はある。ただ、その一つが来ていないだけ」(角田)。まだ自信を失っていないいまのうちに、清水は第一歩を踏み出したい。(田中 芳樹)

■FC東京
必要なのは盤石さ。手堅く試合を進めたい

 マッシモ・フィッカデンティ監督は最近、記者陣の前で機嫌が良い。前節・名古屋戦後の記者会見でも、「(0-0の)引き分けに終わったが、今日のわれわれは良いプレーをした」と終始満足気なコメントを残していた。そして今週、今節・清水戦を前にしてもあらためてこう話す。「最近は良い内容の試合が続いている。自分たちが試合を支配する時間帯もある。サッカーは常に勝ち続けることは不可能だが、いまを継続していくことが大事です」。
 ここで言う“内容が良い”という観点は、日本人が思い描くであろう攻撃的に相手を押し込み、ボールも保持し続けるといった戦いではない。いかに90分間を自分たちのリズムで攻守ともにコントロールするかという見方である。現在のFC東京の戦いは、決して盤石ではなく、攻撃面は依然として改善の余地はあり、守備でも相手のミスに助けられることもある。
 ただ、それでもフィッカデンティ監督の機嫌が良い理由、それは何より、結果が出ていることである。ここ4試合の戦績は3勝1分。昨季以降、上位陣やビッグクラブ相手には勝負弱いところを露呈していたが、2nd第7節には三冠王者・G大阪にも2-1で勝利を収めている。「勝てば官軍」という日本語があるが、このイタリア人指揮官にとっては内容よりも勝利こそが一番尊いものであることに変わりはない。
 優勝争いを演じていくためにここから必要になってくるのは、盤石さ。下位に沈むチームとの試合で取りこぼすことなく勝ち点を積み重ね、上位対決に挑みたい。今週も清水の[4-4-2]システムに対する守備練習を入念に行った。前節、出場停止だった森重も戻って来る。手堅く試合を進め、そしてポイントを奪いたい。(西川 結城)

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